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リフトで上る
滋賀で小谷城の次に向かったのは賤ヶ岳。ここも大河ドラマの影響か、ウイークデイにもかかわらず、小谷城ほどではないが、人が訪れていた。
ここで秀吉と柴田勝家が激突し、お市の方が自害した戦である。
秀吉が、光秀を討った後、ある意味で天下を掌握した戦いだ。また「賤ヶ岳の七
本槍」で名高い7武将(平野長泰、加藤嘉明、加藤清正、糟屋武則、脇坂安治、
福島正則、片桐且元)が活躍したところでもある。
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賤ヶ岳頂上
ここへはリフトで登った。琵琶湖の北部が静かに開け、北には余呉湖が広がる。
背後を見れば、先ほど行った小谷城跡や虎御前山が霞む。かなりの激戦でリフト
を降りたところに、戦死者の合同慰霊所が設けてある。
山が重なって見える山頂から展望すると、佐久間盛政、前田利家、中川清秀、高
山右近、などの雄叫びが聞こえるようだ。つくづくこの辺りは戦国の中心だった
ような気がする。
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秀吉の像
山頂にあった、秀吉の合戦の合間の像が印象的であった。よくある武将の勇まし
い姿ではなく、合戦の合間のホッとした息ぬきの一瞬を映したもので面白い。足を投げ出し、目を瞑っている姿がいかにも人間らしい。
リフトの昇降道に、シャガという中国の花が咲き誇っていた。強者どもの夢の跡である。
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シャガ
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