遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

憲政記念館

2011-01-20 17:52:52 | 行ってきました

国会議事堂はなかなか立派である。

憲政記念館入り口


3ヶ月ほど前、朝のワイドショーで紹介されていた、憲政記念館に行く機会があっ
た。

国会議事堂の斜め前に位置する。国会休会中にもかかわらず、周囲は警官が警備
し、警備車(金網で窓を覆ったバス)も二台ほど停まっていた。



尾崎咢堂の像に迎えられて扉を入る。こんなところに来る人はいるのか、と思っ
ていたが、どこかの後援会の面々か、殆ど70歳以上の人々の団体が入っていた。

入口の受付案内のおじさんも親切で、「今の団体とは別の人ね」「この案内パン
フをどうぞ」「一階は撮影OKだから、そこの議事堂内部のレプリカで撮影する
といいよ」と案内してくれる。


部屋が狭いせいだろう。なんの感慨も沸かなかった。

正面を進むと、議場の一部が再現されており、菅直人首相の所信方針演説が流れ
ている。議場の中央部3/4の一部レプリカだ。

2階は明治維新以来の議会制民主主義の歩みを辿っている。維新前の船中八策、
明治憲法原文、普通選挙運動、大政翼賛会の結成など、近代史、現代史に出てく
る数々の史実が展示されている。壁に展示してある、議員在職25年記念の肖像
画は余分のような気がする。

尾崎咢堂は別室に展示がしてあった。東京市長を務め、世界一周をし、ポトマック河畔の桜を寄贈し、憲政に60年寄与した人である。我が祖先もそうであったが、この時代の人は、自ら積極的に広く世界に視野を広げたような気がする。

総じて、明治以来の政治家は、発言に命をかけ、言論を戦わることで、一国の運
命を担う気概には溢れていたと思う。鳩山前首相のような軽さは微塵も感じさせ
ない印象である。中国や、北朝鮮のごとく、演説はプロパガンダとしている国に
は、まだ民主主義は遠いと思う。

ちょっとがっかりしたのは、浅沼委員長刺殺の時の背広、ナイフが展示してあるとTVで
報道されていたが、残念ながらなかった。当日の演説原稿が残っていたが、近
視の浅沼委員長らしく5cm角の大きな文字で書いてあった。


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