お恥ずかしい・・・

 ふるさとをあとに、首都圏をはじめ都会で生活する人は多い。そんな地方出身者にとって時折見聞きするふるさとのニュース・話題は懐かしく嬉しいものであるが、ネット上で配信されてしまったこのニュースを目にした郷秋<Gauche>は、ちょっと恥ずかしかったぞ。

“ごみ屋敷”で条例検討 福島、持ち去り禁止

 郡山市の男性が自宅に大量のごみをため込んで近隣住民から苦情が出るなど問題になっているというのだ。この男性が郡山市赤木町などで集積場からごみを持ち帰り、いずれも自己所有の4軒の家の敷地内に1メートル前後積み上げて庭や敷地を埋め尽くし、一部が路上にはみ出し、生ごみもあることから「悪臭がする」などと住民から苦情が続出しているらしい。

 この事件?は衆目を集め、男性のもと勤め先であるNHKも取材をしているとか。件の男性は長年地元のNHKに技術者として勤め数年前に定年退職になっているらしい。そんな元職員の「不祥事」にNHKとしても知らぬ顔を出来ずに取材を始めたものか。

 東京(世田谷?)でも数年前に「ゴミ屋敷」が話題になったけれど、郡山の「ゴミ屋敷」はゴミ集積所に出されたゴミを自宅に持ち帰ったというところが「特異」なのかも知れない。本人は「ゴミではなく資源である。いずれ整理をして再利用するつもりだ」などど話しているらしい。

 そんなこんなで郡山市は、集積場に出された家庭ごみの持ち去りを禁止することを条例に加える検討を始めたらしい。首都圏でもまさしく資源として利用可能な古紙や粗大ゴミが集積所から持ち去られるのを防ぐために同様の条例を制定した自治体があったはずだけれど、約1名の元NHK職員のために条例を制定(改定)するのもなぁ・・・。

 それにしても自己所有の家屋敷を4軒も持っているとは、随分と豪勢なことではないか。羨ましいぞ。



今日の1枚は、初冬の昼下がりの陽が長い影を落とす落ち葉道。

[ 撮影:なるせの森 ]
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