唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
CO2大量排出のハイブリッドカー
今月7日に、2006年7月15日~17日に行われる「十勝24時間レース」に、ハイブリッドカー「レクサスGS450h」で参戦することを書いた。いいじゃないか、と(7日の記事はこちら)。ル・マンでディーゼルエンジン搭載車が優勝する時代である。どんどんレースに出て、ハイブリッドカーが低燃費、つまり少ない石化燃料で周回し、排気ガスもきれいで、なおかつレースに勝てるほど速いことをアピールすればいい。
そのレクサスGS450hがほぼトラブルフリーで24時間走りきり、総合17位、クラス4位でフィニッシュしたようだ(詳細はこちら参照)。 ただ、気になることが・・・。
ハイブリッドカーが何ゆえに存在するかと言えば、究極は燃料電池車であっても、技術的な問題はもとよりインフラ整備やコストの問題から今すぐに主流にはなりえない今、実現可能な石化燃料節約、CO2排出抑制エンジンとして期待されているからである。そんなガソリンエンジンとモーターを併用したハイブリッドカーは、ほど良く押さえられた価格と、ガソリンエンジン車と遜色ない性能とで市場に受け入れられ、更にその数が増える勢いである。
ただし、先に紹介したwebCGの記事の中で気になる部分があった。ハイブリッドカーならではの熱対策として、バッテリーの冷却用として大量のドライアイスが消費されたのだという。1時間30分前後のタイミングで行われるルーティンのピットストップのたびに、解けてなくなった(液体を経ず気体になるから「昇華」)したドライアイスを補充していたらしい。
ドライアイスは、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)を低温で固体にしたものだ。固体として固定されている間は地球温暖化の原因となることはないはずだが、昇華、つまり気体になれば大気中に拡散し暖化の原因となるはずである。CO2排出削減を技術目標の一つとして開発されたハイブリッドカーが、エグゾーストパイプからのCO2排出を削減できても、ドライアイスとして固定されたCO2を熱して気体化し、大気中に拡散させてしまったのではまったく本末転倒ではないのか。
トヨタは「大事を取って行った作戦であり、必須条件ではなかった」とコメントしているらしいが、なんだかなぁ・・・。
今日の1枚は、山百合(やまゆり)。真夏の花のような印象をもっていましたが、梅雨時が盛りの花のようです。
そのレクサスGS450hがほぼトラブルフリーで24時間走りきり、総合17位、クラス4位でフィニッシュしたようだ(詳細はこちら参照)。 ただ、気になることが・・・。
ハイブリッドカーが何ゆえに存在するかと言えば、究極は燃料電池車であっても、技術的な問題はもとよりインフラ整備やコストの問題から今すぐに主流にはなりえない今、実現可能な石化燃料節約、CO2排出抑制エンジンとして期待されているからである。そんなガソリンエンジンとモーターを併用したハイブリッドカーは、ほど良く押さえられた価格と、ガソリンエンジン車と遜色ない性能とで市場に受け入れられ、更にその数が増える勢いである。
ただし、先に紹介したwebCGの記事の中で気になる部分があった。ハイブリッドカーならではの熱対策として、バッテリーの冷却用として大量のドライアイスが消費されたのだという。1時間30分前後のタイミングで行われるルーティンのピットストップのたびに、解けてなくなった(液体を経ず気体になるから「昇華」)したドライアイスを補充していたらしい。
ドライアイスは、地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)を低温で固体にしたものだ。固体として固定されている間は地球温暖化の原因となることはないはずだが、昇華、つまり気体になれば大気中に拡散し暖化の原因となるはずである。CO2排出削減を技術目標の一つとして開発されたハイブリッドカーが、エグゾーストパイプからのCO2排出を削減できても、ドライアイスとして固定されたCO2を熱して気体化し、大気中に拡散させてしまったのではまったく本末転倒ではないのか。
トヨタは「大事を取って行った作戦であり、必須条件ではなかった」とコメントしているらしいが、なんだかなぁ・・・。
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今日の1枚は、山百合(やまゆり)。真夏の花のような印象をもっていましたが、梅雨時が盛りの花のようです。
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