離脱か、放出か、それが問題だ

 モントーヤのマクラーレン離脱=F1撤退ですが、まったく自発的な離脱なのか、チームから放出されたのか、実にビミョーなところです。
 F1デビューまもない頃には、常勝ミヒャエルにも物怖じせずに挑む闘志むき出しのその態度に、「ナイジェルの再来か」と思ったものでしたが、どうも選んだチームが悪かったようですね。彼にはチームオーダーなし、ジョイントNo.1で二人のドライバーを戦わせるウイリアムズが合っていたのでしょう。

 同じ名門でも、勝つためのシステムを構築し、ドライバーまでもをそのシステムに組み込んでしまうようなチームを選んだのが間違いの始まりで、その時点で今日のような結末が見えていたというべきなのかもしれません。
 天才デザイナーがいても、超人的なテクニックを持つドライバーがいても、チームとして、システムとしての歯車が噛み合わなければ勝てないのが現代のF1。その意味では、モントーヤは10年遅くやってきたドライバーと言えるのかもしれません。
 

今日の1枚は、すみよしの森の猫。カメラを向けても、近づいても、警戒する素振りも見せません。随分とナメラレタものです。
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