D90?

 8月9日に、Nikon(ニコン)から新しいDSLR(デジタル方式の一眼レフ)が登場するようだ。まずはNikonにしては珍しいティザー広告をご覧いただきたい。
  http://www.nikon-image.com/jpn/index.htm

 「より美しく。より速く。より自由に。より多彩に。」「もう一台の新しい10.2Mピクセル。」「高性能をコンパクトなボディーに凝縮。」「このカメラが、あなた変える。」とくるキャッチコピー。「10.2Mピクセル」ということはD200と同じ、そしてSONYのα100と同じだ。「高性能をコンパクトなボディーに凝縮」ということはD70sとD200の間か。

 判断が難しいのは、D70sの後継なのか、D70sとD200の間を埋めるニューモデルなのかということ。NikonのDSLRのラインナップはD50とD70sが近い(性能・価格ともに)のとは対照的にD70sとD200、さらにD2Xsの間がひどく空いている。D2Xsはプロ向けのモデルだから特別と考えてよいがD70sとD200の間は価格差が倍以上あるので、ファンとしてもNikonの営業戦略としてもぜひとも中間機種が欲しいところだった。

 そう考えるとD70sの後継ではなく、D70sとD200の間を埋めるモデルと考えるのがむしろ自然か。SONYのα100の発売直前からティザー広告を開始するのは、勿論同じ「10.2Mピクセル」だからである。とすると価格も実売9万円のα100と同等か、やや高い程度だろう。

 ティザー広告の写真を見る限りは、ボディー上部のデザインは非常にD200に似ているが、勿論まったく同じではない。シャッターボタンがシルバーであることにはすぐに気づくが、良く見るとペンタプリズム部がD200よりもわずかに高いようにも見える(と言うよりもボディ上面が下がっていると言うべきか)。更に撮影動作モードダイヤルのロックボタンがないように見える。

 宿敵キヤノンとの戦いだけではなく、新たな競争相手SONYとの戦いのために、老舗Nikonがどんなモデルを出してくるのか、楽しみである。答えは19日後。


 今日の1枚は、赤詰草(あかつめくさ)の蜜を吸うモンキチョウ。
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