唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
新二強時代到来
前年に優勝争いをしたのに翌シーズン大苦戦、なんて事だってF1の長い歴史の中では幾度もあった。たとえは1988年のウィリアムズ。前年、最強といわれたホンダエンジンでピケ(勿論「父」だ)がドライバーズ・チャンピョンシップを獲得したウィリアムズだったが、ホンダエンジンを失った88年は大失速。たとえば1996年のベネトン。2年連続のチャンピョン、ミヒャエル・シューマッハが去って大苦戦。記憶に新しいところでは2007年のルノーも同様だ。
しかし、前年にチャンピョンシップを争った上位3チームが軒並み大低迷などと云う、よもや信じがたい状況は、郷秋<Gauche>の知る限り2009年が初めてである。
フェラーリ、マクラーレン、BMWと云う2008年コンストラクターズ・チャンピョンシップの上位3チームが2009年第5戦終了時点で同7位、4位、5位である。4位と云えば聞こえは悪くないかもしれないがトップ、ブラウンGPの68ポイントに対してわずか13ポイントの4位である。対して、2008年に9位(前身ホンダF1の成績)のブラウンGPが68ポイントでトップ、同7位のレッドブルが38.5ポイントで2位に付けている。
近代F1においてこれ程大きく勢力分布図が塗り替えられたことはかつて無かった。そういう激動のF1をリアルタイムで見て楽しめている私達は、幸運な時代の証人であるとも云えるが、長い間常にF1のトップチームであり続けたフェラーリとマクラーレンが最後尾を走り、僅かに数ポイントを得る姿を見るのはなんとも忍び難いものがある。
考えてもみればフェラーリとマクラーレンは昨シーズン最終戦の最終周回の最終コーナーまでチャンピョンシップを戦ったチームである。だからこそ両チーム共に最後の最後まで2008年マシンの開発に注力する余りに2009年用のマシン開発がおろそかになったということなのかも知れないな。
資金面で不安を抱えるブラウンGPはシーズン中の開発が思うに任せず、いずれフェラーリ、マクラーレンが追いつくものと考えていたが、サーキット・ド・カタロニアにおいてもマシンの速さと巧緻なチーム戦略は衰えを見せないばかりか、名門フェラーリをして給油量を過たせる程のプレッシャーを与えるなどはまさにロス・ブラウンの真骨頂である。いずれにせよブラウンGPとレッドブル、「新二強時代」の到来。次戦モナコが楽しみでならない。
例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、近所のお宅の庭から零れた花。
しかし、前年にチャンピョンシップを争った上位3チームが軒並み大低迷などと云う、よもや信じがたい状況は、郷秋<Gauche>の知る限り2009年が初めてである。
フェラーリ、マクラーレン、BMWと云う2008年コンストラクターズ・チャンピョンシップの上位3チームが2009年第5戦終了時点で同7位、4位、5位である。4位と云えば聞こえは悪くないかもしれないがトップ、ブラウンGPの68ポイントに対してわずか13ポイントの4位である。対して、2008年に9位(前身ホンダF1の成績)のブラウンGPが68ポイントでトップ、同7位のレッドブルが38.5ポイントで2位に付けている。
近代F1においてこれ程大きく勢力分布図が塗り替えられたことはかつて無かった。そういう激動のF1をリアルタイムで見て楽しめている私達は、幸運な時代の証人であるとも云えるが、長い間常にF1のトップチームであり続けたフェラーリとマクラーレンが最後尾を走り、僅かに数ポイントを得る姿を見るのはなんとも忍び難いものがある。
考えてもみればフェラーリとマクラーレンは昨シーズン最終戦の最終周回の最終コーナーまでチャンピョンシップを戦ったチームである。だからこそ両チーム共に最後の最後まで2008年マシンの開発に注力する余りに2009年用のマシン開発がおろそかになったということなのかも知れないな。
資金面で不安を抱えるブラウンGPはシーズン中の開発が思うに任せず、いずれフェラーリ、マクラーレンが追いつくものと考えていたが、サーキット・ド・カタロニアにおいてもマシンの速さと巧緻なチーム戦略は衰えを見せないばかりか、名門フェラーリをして給油量を過たせる程のプレッシャーを与えるなどはまさにロス・ブラウンの真骨頂である。いずれにせよブラウンGPとレッドブル、「新二強時代」の到来。次戦モナコが楽しみでならない。
例によって記事本体とは何の関係も無い今日の一枚は、近所のお宅の庭から零れた花。
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