コダックとポラロイド

 コダックは「元」カメラメーカーであり、ごく最近までは世界に冠たるフィルムメーカーであった。一方ポラロイドは、インスタントカメラの代名詞にまでなった独創的なカメラメーカーだったが、これもまた既に忘れ去られたメーカーである。

 コダックとポラロイド、それぞれのブランドを冠したカメラが2013年中に復活するかも知れないとのニュース。コダックブランドのカメラがどのようなものになるのかは現段階ではまったく不明であるが、ポラロイドは先に行われたCESにおいてプロトタイプを展示している。イメージセンサーはどうやら1インチのようだし、先行して発表されていたその姿はやけにNikon(ニコン)1のJシリーズに似ているのだが、ニコン1とは違った、まったく不思議な電子接点をもったマウントの写真が公開されている。

 いずれにしても多様性が保たれる(選択肢が増える)のはユーザーとしては嬉しいことだけれど、コダックにしてもポラロイドにしても過去の大きな成功を背負っているだけに、果たしてその名にふさわしいカメラとなるのかどうかが成否を分けるポイントにあるだろうな。

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