ニコン、敗訴

 Nikon(ニコン)がシグマを相手取り、一眼レフカメラ用のレンズの手ぶれ補正機構に関する特許を侵害されたとして約120億円の損害賠償と対象製品の製造・販売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が30日に東京地裁であり、判長は特許侵害を認めず、ニコンの請求を棄却したとの報道。

 ニコンが一昨年5月に提訴していたものだが、一年半の審理を経て、特許侵害を認めずとの判決が地裁より出されたもの。いまのところこれに対するニコン、シグマ両社からのコメントは出されていないが、ニコンとしては当然上告するんだろうな。

 サードパーティ大手三社の中では唯一シグマだけが早々と手振れ補正装置を内蔵したレンズを製品化していた訳だが、今回の判決を受けてタムロンとトキナーがどのような動きをするのか、高裁での審理を含めこの問題については注視していきたい。


 と云う訳で今日の一枚は、ニコンの手ぶれ補正機構が搭載されているレンズであることを表すロゴタイプ「VR」の二文字。いや、VRは確かに有効な機構です。これがあるのと無いのとは、三脚の要不要とほとんど同じ意味を持ちますからね。

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