レフレックスレンズ

 まずはこちらをご覧くださいな。その一http://camerafan.jp/cc.php?i=103、その二http://camerafan.jp/cc.php?i=106。どうやら個人のコレクションらしい。たいしたものである。

 レフレックスレンズの他にミラーレンズと云う呼び方もある。最近はやりの「ミラーレス」「ノンレフレックス」(郷秋<Gauche>はノンレフレックスと云う呼び方を推奨している)が、ミラー(レフレックス)機構を持たないだからミラーレスカメラ・ノンレフレックスカメラと呼ばれるのに対して、ミラー(レフレックス)機構を持つレンズだからレフレックスレンズ・ミラーレンズと呼ばれる。

 天体望遠鏡に、細長い屈折型と太くて短い反射型があるのをご存じの方は多いことかと思うが、レフレックスレンズはその太くて短い反射型である。屈折型と違いレンズ(要するに石である)の枚数が少ないから軽い。鏡胴の中で光が一往復半するから焦点距離の割には短い(が太くなる)。構造上、色収差が非常に少ないメリットがある一方で絞りがつかずAF化が困難だとされている。

 かつてはどのカメラメーカーも一本はラインナップしていたが、記憶違いで出なければ、現役のメーカー純正レフレックスレンズはまったく無いはず。ミノルタから引き継いだソニーの500mm F8が最後のメーカー純正のはずである(ミノルタは見事にAF化した)。

 比較的最近ではカメラ用品のケンコーが500mm F8を販売し、通販会社が一般の新聞にも広告を出していたのをご覧になられた方もおられるだろう。そのケンコーが傘下に収めたトキナーから昨年のCP+でM4/3用の300mm f6.3と云うコンパクトなレフレックスレンズを発表したことは当時このblogでご紹介した。

 このレンズは郷秋<Gauche>が欲しいレンズのリストの上位に並んではいるのだが、購入したところで登場の場面はほとんどないだろうからと、リストアップされたまま一年が経過した。しかしだ、考えても見れば、MFではあるけれど、郷秋<Gauche>のOLYMPUS E-P2には手振れ補正装置がボディに内臓されているから、実は結構使い物にもなるのかも知れないなぁ。

 と云うわけで先に紹介した記事を読んでからまたまたレフレックスレンズが欲しくなってきてしまった郷秋<Gauche>である。一番欲しいのはやっぱりニッコールの(New)500mm F8であるが、これがまた中古の「くせに」5~6万円と結構なお値段なのである。次は先に書いたM4/3用の300mm f6.3だ。しかし実際にこれを購入するとだ、郷秋<Gauche>のM4/3用レンズはと云えば標準のズームとパンケーキを除くと、Fish Eyeと600mm相当のレフレックスレンズと云う、まった奇妙な品ぞろえになる。一体全体何を撮るんじゃい、と云う感じだな(^^;

と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>が現在持っている唯一のレフレックスレンズ、トキナーの500mm F8。後のフルフレーム用の標準ズームと比べるとそのコンパクト振りが良くお判りいただけるだろう(多少望遠気味で撮ったが、それでもやっぱり手前が大きく、後ろは小さく写る。実際には上の写真で見るよりも一回り以上小さい)。勿論中古で入手したのだが使ったのはたったの一回と記憶している。近頃散歩の時に小鳥が気になり、もう少し長いレンズが欲しいと思っていたところ。そうだ、明日の散歩にはこの小さな500mmを持って行くことにしよう。でも三脚なしではブレブレだろうな。

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