唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
今度のGR-DはAPS-C?
Mirrorless Rumorsの記事によれば(元々ネタはこちら)、今度のRICOH GR Digital(つまりGR-D V)はAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載することになるそうだ。レンズは23mm f/2.5(フルフレーム換算35mm相当の画角。以下同様)あるいは27mm f/1.9(40mm)のどちらかになるだろうとのこと。
GR-D IIの頃までは「高級コンデジ」ともてはやされたGR-Dだが、軽量コンパクトでレンズ交換可能なM4/3やAPS-Cのノンレフレックス(ミラーレス)が登場、更により大きなイメージセンサーをもったコンパクトタイプが登場するに至って、その競争力が下落の一途を辿っているのはご存じの通り。
巻き返しのためにはイメージセンサーの大型化も止む無しと云うところではあるが、イメージセンサーが大きくなったからとやたらにボディが大きくなったり、ましてやレンズが大きく飛び出したりしたのでは自己否定もいいところ。コンパクト「なの」に描写性能が優れてこそのGR-Dなのだから。
と云う訳で、今日の一枚は郷秋<Gauche>が持っている唯一のRICOH(リコー)製カメラ、CX5。GR-Dはいつか手に入れたいと思いつつも、既に書いた通りいつしかその魅力は薄れてしまった。CX5はGX200の後釜として入手したものだが、その後継のCX6もよりコンパクトなPXも製造終了となり、RICOHのカメラは今やGR-DとGXRだけとなってしまった。
この状況から昨年12月1日に「リコーがカメラ事業から撤退か?」と題する記事を書いた(see here)郷秋<Gauche>であるが、Mirrorless Rumorsの記事を信ずるのであれば、少なくとも「今しばらく」は、RICOHのカメラ事業は存続する可能性があるようだ。大手メーカーとは一味も二味も違ったカメラ、いかにもRICOHらしいカメラの系譜が途絶えないことを祈りたい。