福島県広野町産の米が皇居に

 東京電力福島第1原発の事故後、福島県広野町で3年ぶりに再開された稲作で収穫されたコシヒカリの新米が各省庁の職員食堂用として贈呈され、宮内庁にも職員食堂約4日分の消費量に相当する120キロが届けられた。この報告を聞かれた天皇陛下が「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」と希望され、その一部が御所に届けられたとの報道。

 放射線量を検査し基準以下の物だけが流通しているにも関わらず、福島県産だと云うだけでその農作物を一切購入しない方もいると聞く。家族の健康を守りたいと云う気持ちもわからないでもないが、何とも釈然としない。そんな中で接したこの報道。これまで、天皇制や皇室について必ずしも肯定的ではなかった郷秋<Gauche>であったが、この報道に接し、少し、心を動かされた。

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