唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
F1 第13戦ハンガリーGPを振り返る
ライッコネン10ポイント、そしてアロンソ0ポイント。「レースは何が起こるかわからない」を、まさに地で行ったハンガロリンクのレースであった。一昨日、「もはやタイトルをほぼ確実としたアロンソ」と書いたが、残り6レースとなった今、アロンソが有利であることに変わりはないが、ライッコネンも今回の結果で何とかタイトル争いに希望をつなぐことができるようになったレースとなった。
ホッケンハイムの森に住むという魔物をつれて来たのは果たしてライッコネンなのか。スタート直後のアクシデントによるノーズ交換で順位を落とし、抜きにくいハンガロリンクのコースレイアウトに阻まれたアロンソをよそにして繰り広げられたミヒャエルとライッコネンの戦いは、二度目のピットインをショートストップでライッコネンをコースに送り出したマクラーレンの作戦勝ち。
<ハンガリーGP決勝レースの結果>
1位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス
2位:ミハエル・シューマッハー / フェラーリ
3位:ラルフ・シューマッハー / トヨタ
4位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ
5位:ジェンソン・バトン / BARホンダ
6位:ニック・ハイドフェルド / ウイリアムズ・BMW
7位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズ・BMW
8位:佐藤琢磨 / BARホンダ
ライッコネンが表彰台の一番高いところに返っては来たけれど、マクラーレン・メルセデスチームとしては課題の多いレースでもあった。トラブルの内容はわからないがトップを走っていたモントーヤがマシントラブルでリタイヤしているのである。前回はライッコネン、今回はモントーヤ。走れば別のカテゴリーのマシンでもあるかのような速さは誰しも認めるところではあるが、信頼性の低さゆえにポイントを落としてきているのだ。
いつものようにレース中のラップタイムも確認しておこう。
1位:キミ・ライッコネン マクラーレン・メルセデス / 1'21.219
2位:ファン-パブロ・モントーヤ / マクラーレン・メルセデス 1'21.237
3位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ 1'21.476
4位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ 1'21.842
5位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ 1'21.873
6位:ニック・ハイドフェルト / ウイリアムズBMW
7位:佐藤琢磨 / BARホンダ 1'22.399
8位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'22.406
ライッコネンはその速さを最後まで維持し勝利に向かって突き進んだが、ミヒャエルはといえば、中盤以降ベストタイムを維持できずに3位のラルフにまでその背後を脅かされる程にずるずると後退している。完全復活とは行かず、未だに課題が多いことをうかがわせる。
以外であったのが6-7位に入ったウイリアムズの2台だ。予選では中段に埋もれていたが、作戦勝ちか。また、琢磨がバトンよりも早いタイムで周回できたと言う事実は意外であるが、来シーズンまでをも見通せば、待望の1ポイントを獲得したことよりも大きな意味を持ちそうである。
さて、次戦トルコはどのチームにとっても始めてのコース。タイヤのチョイスを含めたマシンセッティング、作戦を上手くまとて表彰台に上がるのはどのチーム、どのドライバーなのか。チャンピョンシップ争いがますます白熱する今年のFormula 1は目が離せない。
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今日の1枚は、咲き出した臭木(クサギ)の花。
ホッケンハイムの森に住むという魔物をつれて来たのは果たしてライッコネンなのか。スタート直後のアクシデントによるノーズ交換で順位を落とし、抜きにくいハンガロリンクのコースレイアウトに阻まれたアロンソをよそにして繰り広げられたミヒャエルとライッコネンの戦いは、二度目のピットインをショートストップでライッコネンをコースに送り出したマクラーレンの作戦勝ち。
<ハンガリーGP決勝レースの結果>
1位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス
2位:ミハエル・シューマッハー / フェラーリ
3位:ラルフ・シューマッハー / トヨタ
4位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ
5位:ジェンソン・バトン / BARホンダ
6位:ニック・ハイドフェルド / ウイリアムズ・BMW
7位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズ・BMW
8位:佐藤琢磨 / BARホンダ
ライッコネンが表彰台の一番高いところに返っては来たけれど、マクラーレン・メルセデスチームとしては課題の多いレースでもあった。トラブルの内容はわからないがトップを走っていたモントーヤがマシントラブルでリタイヤしているのである。前回はライッコネン、今回はモントーヤ。走れば別のカテゴリーのマシンでもあるかのような速さは誰しも認めるところではあるが、信頼性の低さゆえにポイントを落としてきているのだ。
いつものようにレース中のラップタイムも確認しておこう。
1位:キミ・ライッコネン マクラーレン・メルセデス / 1'21.219
2位:ファン-パブロ・モントーヤ / マクラーレン・メルセデス 1'21.237
3位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ 1'21.476
4位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ 1'21.842
5位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ 1'21.873
6位:ニック・ハイドフェルト / ウイリアムズBMW
7位:佐藤琢磨 / BARホンダ 1'22.399
8位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'22.406
ライッコネンはその速さを最後まで維持し勝利に向かって突き進んだが、ミヒャエルはといえば、中盤以降ベストタイムを維持できずに3位のラルフにまでその背後を脅かされる程にずるずると後退している。完全復活とは行かず、未だに課題が多いことをうかがわせる。
以外であったのが6-7位に入ったウイリアムズの2台だ。予選では中段に埋もれていたが、作戦勝ちか。また、琢磨がバトンよりも早いタイムで周回できたと言う事実は意外であるが、来シーズンまでをも見通せば、待望の1ポイントを獲得したことよりも大きな意味を持ちそうである。
さて、次戦トルコはどのチームにとっても始めてのコース。タイヤのチョイスを含めたマシンセッティング、作戦を上手くまとて表彰台に上がるのはどのチーム、どのドライバーなのか。チャンピョンシップ争いがますます白熱する今年のFormula 1は目が離せない。
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今日の1枚は、咲き出した臭木(クサギ)の花。
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