唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
落葉道
まだ枝にしっかりしがみついている葉もありますが、さすがにほとんどは落葉し、雑木林の中はご覧のように落ち葉が敷き詰められています。年が明けるとこの落葉は集められた腐葉土にされます。さすがに木を切り薪や炭にされることは無くなりましたが、落葉はまだ利用されているのです。
MRJに大量注文
YS-11以来の国産旅客機MRJだが、MRJを生産する三菱航空機が米スカイウェスト社からMRJ90(90席型) 100機、更にオプション100機を受注したことを発表した。これでMRJは確定170機、オプション160機、合計330機受注となり、採算ラインと云われている350機まであと少しと云うところまでこぎつけたことになる。
現在確定15機、オプション10機のANAからは積み増しがあるだろうし、大量の公的資金が投入されたJALは、ERJからMRJに切り替えることになるだろうから少なくとも20機、政府専用機としても10機程度導入されることは間違いないから350機をクリアすることはほぼ確実だが、利益を生むとされる600機にはまだまだ及ばないのも事実。作る技術があることを証明するだけではなく、その技術で利益を生み出すことが出来ることを証明しなければならない「国策機」、MRJなのである。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週の土曜日にかつらの森の雑木林を見上げた図。さて明日はと思って天気予報を見たら、どうやら雨らしい。森行は日曜日かな?
アップルがシャープと共同で新型TV開発中って、本当ですか?
なんか、びっくりのニュースだなぁ。でも実現の暁にはシャープもV字復活? そう云えばBOSEがBOSE理論のスピーカーを内蔵したTVを開発中と云う情報もどこかで見たぞ。なんだか、仁義なき戦いみたいだ。って、映画見たことないけど(^^;
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、冬至近くの低い太陽のせいで身長が2メートルもありそうに見える郷秋<Gauche>だが、実は176cm。
パナソニックがサンヨーのデジカメ事業売却へ
お気づきになられた方は鋭い。めったなことでは「デジカメ」などと書いたりしない郷秋<Gauche>が「デジカメ」と書いているのだ。目にタコが出来る程書いている自説を曲げて、「デジカメ」などと云う安直かつ美しくもない省略形を使った訳では無い。「デジカメ」はサンヨー(三洋電機)の登録商標なのである。つまり、サンヨーが作るデジタルカメラこそが正真正銘の「デジカメ」なのであるぞ。
と、そんな(普通の人には)どうでも良い話はおいて置くとして、今日の話題はサンヨーの親会社たるパナソニックがサンヨーのデジカメ事業を売却しようとしていると云う話しである。既に自社ブランドのデジカメ生産・販売からは撤退しているサンヨーだが、報道によればオリンパス等向けのOEM生産は継続しているのだと云う。オリンパスの「コンデジ」、Vシリーズ辺りは多分サンヨーのOEMなんだろうな。
しかし、寂しいね。オリンパスだの○○○○だのとブランド名が麗々しく書いてはあるけれど、その中身はA社のデジカメもB社のデジカメも同じなんだよ。まぁ、クルマの世界じゃ「バッヂエンジニアリング」と呼ばれる、エンブレム違うだけのOEM車がもう30年も前からあるからね。はるかに小さくてプラスチックで成形するだけのカメラのボディシェルは、供給先向けにそれぞれ少しずつ違うものを作ることも出来る。見かけは少し(だけ)違うけれど中身はどれも同じだなんて、寂しいね、つまらないね。そんなカメラは欲しくない郷秋<Gauche>であるぞ。
小林可夢偉の来季は一週間以内に決まる?
勝てる可能性のあるチーム、現状で望み得る最良のチームはロータス。そのロータスのシートは、アクシデントの多いグロージャンと競っている訳だが、選ぶのは勿論小林ではなく、チームロータスの方であるし、アクシデントの回数よりも資金の額がものを云うF1の世界である。
次善のチーム、優勝は無理でも時に表彰台を狙えるチームの中で可能性があるのはフォースインディア。こちらは傷害事件で起訴されて2012年シーズンを棒に振ったエイドリアン・スーティルと一つのシートを巡る戦いになるが、スーティルに分があるとの報道。これまた悪い評判よりも持ち込める資金の量が決めてとなる事だろう。
詳しくは知らないが、小林は来季の為の資金をネットで集めている模様。その総額が一億数千万円になっているとの報道だが、カネでシートを得ようとするならば、時に表彰台を狙える以上のチームであれば少なくとも10億円は必要なはず。現状では贔屓目に見てのその五分の一の資金しかない小林は、はっきり云って不利である。
しかしだ、小学生の小遣いまで集めて、その資金で仮に来季のシートが得られたとしてもだ、「小学生に夢を与えた」とかそういう事以前に、ちょっと違うのではないか、何かが間違っているのではないかと思えてならない。もしだ、小林が結局来季のシートを得ることができなかったとしたら、集まったその資金はどうなるのか、それもまた気になる郷秋<Gauche>であるぞ。
息を吹きかけてはいけませぬ
Nikon USAのサイトに掲載されて情報によると(see here)、レンズをクリーニングする時に息を吹きかけるのは止めた方が良いようです。つまり、息の中にレンズのコーティングを痛める酸が含まれているのだそうです。だから、息を吹きかけて曇らせて拭くようなことをしてはならないのだそうです。
だから、郷秋<Gauche>が以前から主張しているように、レンズには必ず保護用のフィルターを付けておけば、このような心配は無用なのです。勿論、レンズの前に何もないことに越したことはありませんがゴミや汚れ、最悪のケースとしてレンズに傷がつくようなことも考えられますので必ずフィルターを付けましょう。
付けない方が良いとの主張もありますが、それはほんの一握りの「プロ」の、重箱の隅をつつくような話であります。アマチュアやセミプロ、郷秋<Gauche>のような似非プロには縁の無いことです。コストパフォーマンスを考えたら絶対に、フィルターです。そしてフードです。
思わず拭きたくなるレンズですが、やたらな事では触らない方が良いようです。そのためにも、「フィルターは百害あって一利なし」と固く信じている方以外は、保護用のフィルターを付けておくのがよろしいかと、郷秋<Gauche>は思うのです。ちなみに上の写真は撮影用の為、特別にフィルターを外したもので通常はフィルターを付けております。
弦が届いた
我が家の音楽室の湿度が低いからだと思うのだけれど、このところやたらにペグが緩む。火曜日も、さて練習しようかと思ったらAとDが緩み切っていた。A線をギリギリと巻き上げて行って、あと半音と云うところでブチッ!
ゴソゴソ探したら大昔に使っていたスピロコアが出て来たので取りあえず張って練習はしたけれど、ヤガーのD線と余りにも音色が違うので、ネットで安い所を探してすぐに注文。その弦が今日届いた。これから張り替えて練習、練習!
クラシカルに聴く、ザ・ビートルズ(その3、最終回)
最終回となる今日ご紹介するのは”Memories”。なぜか邦題は「悲しみのビートルズ」。日本を代表する作曲家、三枝成彰氏がお馴染みのビートルズ・ナンバー10曲を12本のチェロ用(何声部なのかは不明)に編曲したものを、ベルリンフィルの12人のチェリストが演奏している。
弦楽器愛好家ならば、すぐにチェロアンサンブルによる演奏であることがわかるが、弦楽器に馴染のない方には、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスによる弦楽合奏だと思われるかも知れない。音域の広いチェロならではのアンサンブルである。
昨日、すぎやまこういち氏の編曲が素晴らしいことを書いたが、この三枝成彰氏編曲のビートルズも負けず劣らず素晴らしい。それをベルリンフィルの達人たちが弾くのだから美しい事この上ない。弦楽四重奏の、ヴァイオリンの時に鋭い高音ではなく、同じ高音でもチェロの優しい音色によるアンサンブルだからBGMとしても最高。いや、BGMとして聞き流すのは惜しい程上出来なアルバムである。
「哀しみのビートルズ」(三枝成彰編曲) / ベルリン・フィル12人のチェリスト達
FunHouse FHCE-2002 / June. 1992
こちらも現在は廃盤となっているようだが、幸い少なくない数が中古市場に出回っており、良品でも1000~1500円程度で入手可能なようなので是非お聴き頂きたいものである。
クラシカルに聴く、ザ・ビートルズ(その2)
今日ご紹介するのは、(多分)今は無き弦楽四重奏団「東京ユースカルテット」が演奏するアルバム「ザ・ビートルズ」。
弦楽四重奏曲「ザ・ビートルズ」
BANDAI MUSIC APCE-5478 / Oct. 1996
もう16年も前に購入して随分聴き込んだCDではあったけれど、あらためてライナーノーツを読み返して、また現在入手可能なのかどうかを知るためにネット上の情報を検索して、びっくり驚いたことが三つもあったぞ。
まず、その一。東京ユースカルテットのメンバーが全員N響団員であることは記憶にあったのだが、チェロがなんと藤森亮一さんであったこと。これは今日の今日までまったく気が付かなかった。藤森さんと云えばN響のトップを務めるだけではなく室内楽やソロ、チェロアンサンブルでも大活躍の、日本を代表するチェリストの一人である(ついでに云えば、郷秋<Gauche>と藤森さんとはFB友だちだ。えっへん)。
その二。ライナーノーツの中にメンバー四人の写真が掲載されているのだが、何と藤森さんがマッシュルームカット(に見える)! 今では、楽器を持っていなければ「銀行員」でも通りそうな髪型の藤森さんが、録音当時はマッシュルームカット(^^)。ザ・ビートルズを録音するからと、ジョークでそうしたのかどうかは謎。ちなみに録音は1990年4・5月。
その三。このアルバムはレーベルをいくつか渡り歩いたおり、最初は1990年7月にアポロンレーベルから。その次はバンダイ・ミュージックエンターテインメントに移り(郷秋<Gauche>が持っているのは、このレーベルから1996年に発売となったもの)、そして最後がアニプレックスで現在は廃盤。で、何に驚いたかと云うと、現在の中古品の価格。驚くなかれ、アマゾンの情報によれば最も安い物でも8,500円、最高がなんと38,000円!
余りの驚きに三つのびっくりを先に書いてしまったけれど、肝心な演奏はと云えば、昨日ご紹介した1966カルテットの皆さんとファンの皆さんには誠に申し訳ないけれど、東京ユースカルテットの方が上でしょうか。一人一人の技量のみならず、すぎやまこういち氏の編曲が素晴らしい。どのくらい素晴らしいか、ぜひお聴き頂きたいと思うのですが現在は中古品でしか入手できず、それも最廉価8,500円では、聴くことも叶いませんね。
クラシカルに聴く、ザ・ビートルズ(その1)
本当は「弦楽アンサンブルで聴くザ・ビートルズ」としたかったのだが、初回がピアノ四重奏では看板に偽りあり!と云われそうなので、逃げの一手で「クラシカル」とした。
今日ご紹介するのは「ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス」と銘打たれたアルバム。演奏するのは「1966カルテット」と云う聴きなれないユニット。収録されているのはタイトルチューンの「ノルウェーの森」をはじめ「イエスタデイ」「ラヴ・ミー・ドゥー」「レット・イット・ビー」などお馴染のナンバー18曲。
数あるザ・ビートルズ・ナンバーの中には耳馴染のない曲も結構あるけれど、このカバーアルバムに収められているのは日本人なら誰でも知っているザ・ビートルズ・ナンバーばかりである。だってそうだろう。物まねされている(オリジナルの)歌手や芸能人を知らなかったら、物まねが全然面白くないと云うか、物まねとして成立しないのと同じ理屈なのである。だから誰でも知っている曲だけ。
さて、今日ご紹介するアルバムの注目すべき点は、メンバー全員が若い女性、所謂ビジュアル系である事。ブックレットを見ると一番若い花井悠希さん(Vn)は東京音大4年生、チェロの林はるかさんも芸大大学院M在学ととにかく若い。他にVnの松浦梨沙さん(VnとVaではなVn*2の構成)とピアノの長篠央子さんだが二人ともお若い。しかしだ、「1966カルテット」と云うユニット名はいかがなものだろうか。
「1966」は勿論、ザ・ビートルズが日本にやって来た年だけれど、その後、クイーンやマイケル・ジャクソンのカバーアルバムも出しているようではある。ちなみに編曲は加藤新一郎氏。アンサンブルとしては比較的一体感があるピアノ四重奏で耳触りも悪くはないがインパクトには欠ける。また、明日紹介する予定のアルバムのアレンジを担当しているすぎやまこういち氏の影響を強く感じてしまうのはマイナス点と云えるな。
「ノルウェーの森 ~ザ・ビートルズ・クラシックス」
DENON COCQ84856 / Nov. 2010
追記:上記のジャケットは、勿論"With the Beatles"のジャケットを真似したもの。表2にカラフルな四人の写真がありますのどうぞご安心を。って、何を安心するんだか(^^;
郷秋<Gauche>はカメラが好き?
来る日も来る日も駄文を書いていることに呆れられることがあるが、これは呆れるに値しない。来る日も来る日もテレビの前に陣取りテレビの画面を眺めている人だって少なくないはずだ。郷秋<Gauche>の場合にはテレビを見ない(眺めない)代わりに駄文を書いているだけであり、興味の方向性が少し違うだけの話である。
来る日も来る日も駄文を書き続け、しかもその多くがカメラにまつわる話なものだから、「郷秋<Gauche>さんって、カメラが好きなんですね!」とか「カメラが趣味なんですか?」と聞かれることがあるが、これは断じて違う。郷秋<Gauche>はカメラが好きなのでも趣味なのでもない。郷秋<Gauche>は写真を撮るのが、あるいは写真を通して「何か」を表現するのが好きなのであり、重ねて言うがカメラが好きな訳ではない。
良い演奏をしようと思えば良い楽器が必要であり、良い字を書こうとすれば良い筆が必要となる。飛び切り良い楽器でなくても魂を振わせる演奏うすることが出来たり、紙の上から躍り出んばかりの字を書くことが出来るのは特別な才能がある人だけの話。これを称して「弘法筆を選ばす」と云う。
弘法だから、弘法のような演奏家だから良くない筆でも、良く無い楽器でも良い文字を書き、良い演奏をすることが出来るのだ。だから、弘法ではない郷秋<Gauche>が少しでも良い写真を撮るためには少しでも良い道具、そう、少しでも良いカメラ、良いレンズが必要になるのだ。だから郷秋<Gauche>は少しでも(安くて)良いカメラ・レンズを求めて常に新製品情報に目を凝らしているのである。その結果「普通の人」よりも少しばかりカメラに詳しくなっただけの話である。
三度も同じことを繰り返すのは、自ら駄文であることを証明するようなものだが、それでも書いておきたい。郷秋<Gauche>はカメラが好きなのではない。少しでも良い写真を撮るために足らざる腕を補ってくれるより良い道具、より良いカメラが欲しいだけなのである。
と、自己弁護の駄文を書き連ねた今日の一枚は、本文とは何の関係もない、近所のお宅の擁壁に這う蔓姫蕎麦(つるひめそば)。昨日に続いて「ポスタリゼーション」でいじった絵です。えっ、どうしてそんなに自己弁護する必要があるんだって? ほら、もうすぐ棒と茄子の季節ですよね。予め、防御線。誰に? 勿論自分に(^^;
ブロンズ色の一眼レフ
Nikon(ニコン)からD5200が発表になりもうすぐ一カ月になるけれど、発売日は12月とされたままで、まだその詳細は発表されない。Nikon Rumorsの記事によればカナダでは2週間以内に発売との事だが、そりゃそうだろ。だって、自分用のクリスマスプレゼントにしたい大人はカナダにだって大勢いるだろうからね。日本国内でももう間もなく発売が開始されることだろうな。
さてそのD5200の何か凄いかと云うと、ブロンズ色のボディがあることである。この色いいよね。以前D3200に赤が出た時には、実はyodobashi.comのボタンをポチッとしたくなった郷秋<Gauche>であったのだが、今度のブロンズも悪くない。DSLRはシルバーか黒と云う常識を覆したのはペンタックスだったけれど、あれはセンスが良くない。だってピンクやオレンジ色のDSLRなんか欲しくないもの。
その点ニコンのカラーバージョンは、赤せよブロンズにせよセンスが良い。これなら恥ずかしくない。問題があるとすれば、カラーバージョンがレンズキットのみの販売で、ボディ本体のみを書くことが出来ないことだろうな。まっ、キタムラで買い取ってもらえば良いわけだけれど、5千円程の無駄は出てしまう。そうそう、D3200の赤には同色のネックストラップが付属していたはずだけれど、D5200のブロンズにも同色のネックストラップがついているんだろうか。
例によって記事本文とは何の関係もない今日一枚は、ちょっといじってみた初冬の色。
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