最近に政治、行政、裁判官など、本来エリートであるべき人たちの
あまりにもひどい実態には驚くばかりです。
田中局長を不適格発言による更迭人事というのは、指導的立場に
ある人の政策以前の人間としての本性がいかに卑しいものかを
国民に曝け出したものです。
沖縄の基地問題について、婦女暴行事件に絡めた喩をするというのは
みだらだということ片づけられることではなく、、
当該本人が沖縄をそのように認識していたことがはからずも表に出た
としかいいようがありません。
(私にはこの局長は沖縄の人たちを犯してもいい人を思っていたということ
ではないかとしか考えられません。
したがって、知事が「物も言いたくない」というのはもっともなことです。)
基地問題は日本の安全保障の根幹にかかわる重要な問題です。
歴史的経緯や地理的条件等がからんで、現在に至っているわけです。
基地問題の担当者であれば、人一倍、沖縄の置かれた複雑な事情を
熟知しているはずです。
間違っても、こういう発言などあり得ないはずです。
私は発言の不適切というよりは、こういう人をこのポストにつけたことは
沖縄の人たちに対する裏切りではないかと考えています。
政府の連中は、要は誰でもいいのです。
そういう考えがスケスケです。
コメの放射能問題もそうです。
政府は最初から安全と宣言することに決めているのです。
しっかりとした検査や対策などしたうえではないのです。
彼らにとっては「安全」といえばもうそれは「安全」になるのです。
彼らには安全でない場合にどうしていいかなどとても能力はないし、
やる気もないのです。
「安全」でなければ困るのです。
厚顔無恥であること、公のことには全く無関心であること、
鈍感であること、こういう人しか今の政治の世界では生きていられないのです。
田中局長一人の問題ではありません。
「犯す前に犯しますとは言わない」というのは、今の政治家のほとんどの
本心ではないか!!
そう思わざるを得ません。