弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

90歳のトライアスロン選手

2011年12月30日 | いきいき人生

高齢社会での生き方について、最近、ヒントとなるニュースが
いくつかありました。

また、一つ見つけました。

イギリスでのお話です。90歳にして現役のトライアスロン選手です。
しかも素晴らしいのは真剣に始めたのは68歳からというのです。
普通なら、引退する年齢から始めたというのです。ここをどうぞ。

そういえば、エリザベス女王の夫君フィリップ殿下は90歳で、
このクリスマスには心臓の痛みで入院しましたが4日で退院し
お元気な様子でした。

個人的にもつい最近90歳の女性にお目にかかる機会がありましたが、
本当にはつらつとしていました。

高齢対策というと、介護施設や介護対策だけのようなイメージですが、
私はもっと自立対策に目を向けてほしいと考えています。

高齢者というのは何かに集中し、極めるのに向いているのではと考えます。
若い時は、子育てや仕事など、やるべきことがたくさんあります。
何かに熱中するのは難しいことです。
しかし、高齢になると、子育ても終わり、生活のための仕事も終わりになります。
ですから、一つのことに集中できる環境にあります。
体育系の人はこの90歳のアスリートや冒険家の三浦さんのようにスポーツに
集中すればいいと思います。
文学系の人は、なかなか良い例がないのですが、北斎のように(なお、北斎は
90歳で死亡ですが)好きな絵などに集中したらいいと思います。

最近はコンビニが高齢者向けのサービスを拡充しつつあります。
また、宅配や通信販売などのサービスも充実しつつあります。
家事サービスもあります。
こういう在宅サービスを充実してもらって、家庭にいて好きなことができればいいと
思います。
このアスリートのようにチャリティのための基金集めを目標にするのも
モチベーションを継続するのに有効だと思います。

折角、長生きするのであれば、自分のため、人のために、ささやかでも、
役に立てる方法が見つかれば、これ以上素晴らしいことはないと思います。

生きている限り燃焼し続けることができるのが理想の生き方でしょうか?

誰もができることではないのかもしれません。
熱中し、集中するのを見つけることも難しいです。
嫌だなとおもうときでも、規律をもってやり続けるということが一番難しい
ことです。
私などはついつい自分を甘やかしてしまいます。
言うは易し、行うは難しです。

最後に成功の秘訣についてのアスリートの言葉を引用しておきます。

I have to work really hard at keeping fit.
Being disciplined and going out and doing it
even when you don’t feel it
is the key to success.