弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

アメリカ大統領選、TV討論会

2012年10月05日 | オバマ大統領について

昨日行われたTV討論会、ロムーニーが勝ったといわれています。

オバマはそもそも討論はしていない、するつもりもない、
言いたいことを言っただけ。
これは作戦です。オバマの態度に現れていた。棒立ちになっているだけ。
ロムーニーはそういうわけにはいかないので
オバマに、食いついて行った。
一生懸命であったことは事実です。
しかし、それほど精彩があったわけではない、
どちらかというと疲れているようで、目もしょぼしょぼな感じ。
最後の方ではハンカチを出してきて
鼻拭きをしたり、これって負けたニクソン大統領と同じ!!!

期待してみた人間には、消化不良、これって何だったのという
後味の悪い印象が残った。
見終わった瞬間、どちらが勝ったか負けたか判断がつかなかった。

実際はロムーニーが素晴らしかったわけではない、しかし、それでも
一生懸命、挑戦していた、
オバマはしなかった。
みんなはあの攻撃的なオバマに期待していたはず。
全くの期待外れでした。
とすれば、非難されるのはオバマ、やむを得ないと思います。

ブッシュとゴアとの討論の二の舞か?
こうなると政策の中味がどうかは関係なくなる。

大きい政府か、小さい政府かといっても、実際の政治現場では
原則どおりにはいかないので、大きな違いにはならないことは有権者には
分かっている。
そうだとすると、よく頑張ったロムーニーということになりかねない、
なる可能性が大きくなった。
ブッシュの場合と同じです。

ところで、本当に最後の最後の方で、ホンの一瞬でしたが、オバマの苛立ち、
怒り?がみえました。
どちらに対する?ロムーニーに?自分に?

ロムーニーはほとんど消えかかっていましたが、復活してきました。
私にはロムーニーは政治家としての素晴らしい資質があるとは思いません。
オバマについては期待が大きいだけに失望もそれ以上に大きい。

あと、30日、どうなるのでしょうか。
逃げ切れるはずだったオバマ陣営、いかに立ちなおしをするのか、
またまた、目が離せなくなりました。