橋下氏は市長に当選したのですが、市長としての橋下氏ではなく、
橋下氏に期待するものです。
知事から格下ともいえる市長に鞍替えしたのは、橋下氏の改革には
大阪市の方が難しいと判断したからです。
何でも、誰でも同じではないのです。
何もすることがないときは別ですが、やるべきこと、しかも一筋縄ではいかない
ような難事業の場合は、それにふさわしい能力を持った人でなければできないものです。
こういう発想、そしてそれを実行に移すこと自体、並みの政治家にできることでは
ありません。
同氏が目指すものは、制度内での改革ではなく、制度そのものを作り直す
ことです。
現在の制度の恩恵に浴しているグループや組織、人々は必ず反対するでしょう。
歩み寄りなどしていては、改革などできません。
これまで以上に、みずからの信ずるところに従ってリーダースップを
発揮してほしいです。
ただ、これからは今まで以上に多くの人を巻き込んでいかざるを得ません。
数が多くなると少数精鋭の発想ではやっていけません。
どうしても中に足を引っ張る人が出てくるはずです。
そのためには、急いで事を成し遂げる必要があります。
大阪から日本を変える、期待しています。
こういう人が出てきてもいい頃です。