妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

訃報

2013年02月06日 22時18分27秒 | Weblog
私の一番最初の記憶は、大伯母さんの葬式である。たしか2~3歳。

畳の部屋におばさんが横たわり、横で父が泣いている。

このとき、「おばさん、ねちゃったの?」と言って、その場の笑いを誘ったそうだ。


もしかしたら、その何年もあとになってからその時の話を聞いて、

頭の中で想像した映像が、<私の記憶>となっているのかもしれない。その可能性が高い。


私の家系は曾祖父の代から、北海道で神主をやっており、大伯父さんはその2代目。

前述の大伯母さんに先立たれたあと、数年後に再婚した。

私としては、亡くなった大伯母さんよりその後妻さんとのお付き合いの方がずーっと長い。

おばさんは、もう何年も前から白血病を患い闘病生活が続いていた。

今日の勤務時間終了時に、母親からメールが届き、このおばさんが亡くなったことを知った。

血は繋がっていないとはいえ、なんだかやはり寂しいものだ。

90歳を過ぎ、また妻に先立たれてしまった大伯父さんが気の毒でならない。


帰宅すると、学校帰りに同級生から意地悪なことを言われたことが相当悔しかった長男が、
怒りのあまり怒鳴り散らし&泣きわめき、その横では、次男が超ゴキゲンで雄叫びを上げながら
何やら遊んでいる。

故人を偲ぶ余裕すら与えてくれなかった。