大げさ

＜日中溜まったストレスは、妻子が寝てからコソコソと発散＞

いつもの行動パターンである。

ストレス発散方法としては、＜アニメ＞、＜映画＞、＜インターネット＞。

しかし、時としてとんでもない地獄を味わうことがある。


昨年秋ころから、具体的な転勤の話が持ち上がり、

すっかりその気になっていたら、突如消滅してしまった。

引越準備、長男の転校手続きなど、面倒なことがなくなったわけではあるが、

上司の話では、かなり具体的なところまで話が進んでいたようなので、

私はいろいろと計画を思い描いていた。

そんな矢先、突然の悪い知らせに、昨年から色々と手を回してくれた上司のほうが、

私よりも落胆している様子だった。

思い描いていた計画が全て白紙状態、大げさに言えば人生設計が大きく狂ってしまったわけで、

この無念な思いを晴らすべく、友人二人に「チャット大会をやろう！」とメール。二人共快諾してくれた。

３月１日は翌日のチャットに備え早寝。そして３月２日午前０時、チャット大会はスタートする。

二人のうち一人は体調不良のため、早々と退場したが、もうひとりは”この時”を心待ちにしていたらしく、

私と二人きりで大いに盛り上がり、終了時間はなんと明方４：００。

「全然眠くならねーなー」と、私が布団に潜り込んだのは４：３０を回っていた。

若い頃なら、こんなときは夕方くらいまで爆睡して、何事もなかったようにケロッとしていられたのだが、

今はそうはいかない。

日曜朝７：３０は、子供たちが毎週お待ちかねの「ポケモンスマッシュ！」という番組の時間なのである。

テレビの音と長男の歓喜の声で熟睡できず、いつも9時ころまで布団はかぶっているのだが、

実質熟睡できた時間は３時間弱。体調が悪いなんてもんじゃない。地獄である。

３月３日の夕方、２時間くらい意識を失うがごとく睡眠をとるが、夜に眠れなくなることもなく、

子供達と一緒に１０時ころ就寝。

２日たっても３日たっても復調せず、日中体が思うように動かないものだから、ストレスは溜まっていく一方で、

結局、また夜ふかしが繰り返される。悪魔のサイクルである。

二日酔いに苦しんでいる時に「もう酒なんて飲まない」と思うのと同じだろう。でもまた飲んじゃう。

私は二日酔いになるほど酒を飲めないから、この心境がわからない。

大げさだが、果ては○○依存症とか薬物常習者もこんな心境なのではないだろうか。

このままじゃいかんと意を決して、昨晩はいつものアニメ・映画鑑賞およびインターネットを自粛。

そしていつもの通り朝９時まで布団をかぶっていた。ようやく体調が元に戻った。


３月が始まってからは、そんな１０日間でした。