
ステップ5では、車体に車輪類を取り付けます。私の製作においては、上下の転輪は塗装後に取り付けることにしました。また、ガイドには、車体パーツHの左右上端にある計6つのピンを削り取る旨の指示があります。

削り取るピンとは、上図の赤円内に示した部分です。左右に3つずつあります。

6つのピンを全て削り取りました。

起動輪および誘導輪を取り付けました。ステップ1にて誘導輪につけたB33およびB38の軸部先端を、ステップ4で組んだリヤパネルのB30の両端の穴に通して、双方が歪みなく組み合わさるように注意しました。事前に仮組みしておいたので、間違えずに接着出来ました。

ステップ6では、車体背面の各部品を取り付けます。ここではガルパン仕様への変更点が三つあります。一つ目は、b10、b11、B21、B22、MA1、MA2の6個のパーツが不要であることです。いずれも劇中車にはついていないか、つけても全然見えません。
二つ目は、B15にある大小二つの円蓋のうち、小さい方の円蓋のモールドを削り取ることです。三つ目は遮熱板のパーツB1が短いので、下方に延長することです。

まずは公式設定資料図にて劇中車の形状を御覧下さい。B15にある大小二つの円蓋のうち、小さい方の円蓋が省略されています。そして遮熱板は、キットのパーツB1よりも下に長く伸びています。

これらの情報をふまえて、パーツの改造に取り掛かりました。

キットパーツのB15です。御覧のように大小二つの円蓋がモールドされています。右の小さい円蓋のモールドが不要になります。

小さい円蓋のモールドを削り取りました。

遮熱板のパーツB1は、プラ板にて下方に約4ミリ延長しました。切り欠き部分はあらかじめ小さく設けておいて、後で修正カットを施して劇中車の形状に近づけることにしました。

プラ板で延長部を足したパーツB1車体に取り付けました。そのうえで、全体の形状の調整を行ってカットすれば良いだろうと考えました。

遮熱板のリブも、劇中車の形状に合わせて延長しました。例によって仕上がりが雑ですが、私の拙い腕ではこれが精一杯です。それに、サーフェイサーを吹き付けて更に塗装すれば余り目立たなくなりますので、あまり気にしませんでした。
この時点で、延長部分の左側が少し長かったので、後で0.1ミリほどカットして整えました。今回のキットにおける、プラ板を用いての追加工作部分は、この遮熱板のパーツB1の延長が一番のヤマになります。これをクリア出来れば、あとは小さな工作や修正ばかりになります。 (続く)