気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く19 その5 「好梅亭と日野屋商店です!!」

2015年10月17日 | 大洗巡礼記

 「ほのぼの作戦2」を終え、那珂湊駅からバスを利用して祝町まで乗り、マルキン製菓さんの直売店「好梅亭」に行きました。ガルパングッズの一つである「キューポラ煎餅」を買うのが目的でした。


 このお店に入るのは数カ月振りでしたが、店内がガルパンコーナーになっているのに驚かされました。大洗では主だった店舗がみんな同様の状態になっているので、そうでないお店の方が珍しく、また妙に落ち着いてしまったりします。
 お店の方の話によれば、全てがファンの方々からの寄贈品だそうです。色々頂いたものを、捨てるわけにもいかないので、とりあえず飾っておくのだそうです。時々一般の買い物客に「これは何?」と訊ねられるそうで、説明するのも一苦労なのだそうです。分かります、分かります・・・。


 もはやお約束とも言える、大洗ガルパン缶バッジの陳列展示です。全て寄贈品だそうです。店主さんは「本当はこういうの飾る必要が無いんだけどな」と苦笑しておられました。それが本音なのでしょうね。寄贈するファンの方々は善意でやっているのでしょうが、場合によっては「ガルパン趣味の押しつけ」になってしまうのかもしれませんね・・・。


 「好梅亭」を辞して、近くの祝町バス停から巡回バス「海遊号」を利用してとりあえず大洗駅まで移動しました。この日は朝からずっと歩き回っているので、少し疲労も出てきていて、とりあえず温泉に浸かって少し休む積りでした。
 ところが、目的地の「潮騒の湯」まで行けるバス便が無いのでした。歩いてゆくのもしんどいので、駅舎前でどうしたものかと思案していると、眼前にスーッとガルパンタクシーが停まり、運転手の女性が「ご利用いかがですか」と声をかけてきました。ボコ熊をデザインした赤色系の車で、これまでにも何度か見かけたことがありました。私自身がいつの間にかタクシー乗降場のスペースに立っていたこともあり、辞退するのも何なので、この機会に乗って利用させていただきました。
 運転手の山岡さんはガルパンのファンであるそうで、色々な話題をノリノリで教えて下さいました。助手席に置いてあるボコ熊のぬいぐるみも見せてくれました。ガルパンが、というよりボコ熊が大好きであるようでした。

「潮騒の湯の次にはどちらへ行かれますか?」
「いったん宿に行こうと思っているんですが・・・」
「どちらにお泊りでしょうか」
「さかなや隠居です」
「そちらに行かれる時には、また是非当タクシーを御利用下さい。こちら(名刺)の番号でお呼びいただければ2号車を回しますので」
「2号車?・・・ですか?」
「はい、こちらは1号車でございまして、2号車は主人がやっております」
 そこで、ガルパンタクシーが2台あることを思い出し、その2台を夫婦で運行されていることを初めて知りました。2号車、というのは以前に見かけたあんこうマークのデザインのタクシーのようです。「潮騒の湯」の利用後にバス便に恵まれなかったら、その2号車を利用させていただきます、と応じると、山岡さんは「ぜひ宜しくお願い致します」と笑顔で応じてきました。なかなか仕事熱心な方です。また利用させていただこう、という気になってしまいます・・・。


 「潮騒の湯」にて支払いを済ませて降車する際に、ガルパンオリジナルの缶バッジをいただきました。これの存在は初めて知ったので驚いていると、続いてガルパン名刺も下さいました。2号車にも別デザインの缶バッジがありますんで、是非ご利用下さい、と熱心にアピールする山岡さんでした。

 「潮騒の湯」では温泉に浸かり、畳の休憩室で横になったりして二時間ほどゆっくり休みました。一時間ほど仮眠したあとは、ものすごくお腹が空いてしまい、この日の夕食にと那珂湊で調達した食品類を、みんな食べてしまいました。この調子だと、宿に入ってからもう一度どこかへ食べに行きそうだな、と思いました。
 帰りは運よくバス便に恵まれたので、前原のバス停から大貫上宿まで移動しました。


 「日野屋商店」の前で奥さんの田山さんに「あー、お久しぶりー」と話しかけられました。それで中に導かれ、なんとなく雑談をしてしばらく過ごしました。


 このお店には、プラウダ高校チームの戦車のプラモデルが幾つか寄贈され展示されています。それを見ていると、田山さんが「星野さんはこういうプラモデルも作ってるの?」と訊ねてきました。
「作ってますけど、プラウダの車輛は作りませんので・・・」
「何で?」
「何でって、それはまあ、私の計画ではいちおうプラウダは対象外にしてますので・・・」
「じゃあ、何作ってるの?」
「大洗のやつと、黒森峰のやつです」
「さくらいさんに置いてあるようなやつ?」
「ああ、そうですね」
「それ全部作ったら、プラウダのやつ作ればいいんじゃない?最近プラウダのプラモデル出てるみたいよ」

 そういえば、プラウダ高校チーム車輛のキットがこの夏から秋にかけて次々に公式キット化されています。でも私にはそこまで買えるほどの予算がありませんし、ソ連戦車はあんまり制作意欲が湧かないのです。


 店内の事務室は、完全にガルパンコーナーです。訪れる度に必ずどこかが変わっています。


 イラスト類もフィギュア類も、次第に数が増えています。田山さんは「出来たらプラウダの戦車も全部置きたいねえ」と話していましたが、プラウダ高校チームの車輛は4種だけなので、余裕で置けるのではないでしょうか・・・。


 小沼酒店に立ち寄りました。前回の大洗行きでアンドー氏と同行した際、氏がこの店が休日で目当ての「れおぽんしゅ」を買えなかった、と話していたのを思い出したからです。


 そこでアンドー氏ら三人の知人への土産にと、「れおぽんしゅ」を3本購入しました。もちろんスズキの缶バッジもいただきました。これでレオポンさんチームの全員が公式缶バッジになりましたね・・・。


 ひたすら歩いて、お馴染みの「鳥孝」に立ち寄りました。稲石さんはご機嫌で「もうボードも埋まっちゃったんだ、四枚目をかけないとな」と缶バッジ陳列ボードを見ながら言いました。
「この大きいバッジが意外にスペース取っちゃいましたねえ」
「いいじゃない、これみんな星野さんにいただいたやつだし。このでっかいの(デカンバッチ)はあと4つあるんだろ?」
「全部並べたら、四枚目のボードもすぐに埋まりますよ・・・」
「そしたら五枚目を掛けるよ」


 夏に準備して並べた三枚目の陳列ボードも、完全に埋まってしまいました。半年もかからなかったのには驚かされました。横から稲石さんが言いました。
「この大阪ぼちぼちのだったっけ、これのバッジもまだ幾つかあるんだってね」
「ええ、あんこうチームの5種類ですよ」
「それは無いの?」
「無いですね、ぼちぼち作戦の期間中でも入手が難しかったんですよそれ。もう少し経てば中古品が市場に出てくるかもしれませんけどね・・・」
「そのときは頼むね」
 ものすごく困難な依頼を、あっけらかんと気軽に出してくる稲石さんでした。 (続く)
コメント (2)
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