ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ガーナに車椅子 亀山の会社、現地活動の山田さん要請で

2017年09月01日 02時57分29秒 | 障害者の自立

 亀山市川合町の福祉サービス会社「あんしん介護」(千賀理(まこと)社長)などが県を通じて西アフリカのガーナの障害者へ車椅子2台を贈った。県が委嘱する「みえ国際協力大使」で、国際協力機構(JICA)のボランティアとしてガーナで活動する県出身の山田哲夫さん(28)の支援要請に応えた。

  山田さんは同社の元社員。障害者を受け入れる現地の職業訓練学校で昨年9月から理学療法士として活動している。現地は車椅子の生産数が少なく、高価なため入手が困難で、県などを通じて支援を求めていた。同社は5月までに4台を現地に届けたが、追加で寄付することにした。

 2台は使用者の体形に合わせて座面の高さや幅が調節できる。愛知県一宮市の福祉用品販売業「明福縁」が中古品を提供。あんしん介護社が運営する就労支援事業所「さくらさくら商会」が清掃し、整備した。

 23日にあった県庁での贈呈式で、渡辺信一郎副知事は「この支援により、山田さんの活動に弾みがつけばうれしい」と話した。

 ガーナに贈る車椅子を前に談笑する千賀理社長(左から3人目)ら寄付関係者と渡辺信一郎副知事
 
毎日新聞   2017年8月30日 

気になる人の近くに 支え合い考える集い、神戸で

2017年09月01日 02時39分36秒 | 障害者の自立

 人間関係の希薄化が社会問題化する中、地域共生を問い直す「『支え合い社会』県民フォーラム」(神戸新聞社など後援)が29日、神戸市中央区熊内橋通7の神戸芸術センターで開かれた。兵庫県内各地の民生委員ら約650人が参加し、精力的な取り組みの発表などに耳を傾けた。

 県社会福祉協議会などが主催。同会が主体となり5年前に設立した「『ストップ・ザ・無縁社会』全県キャンペーン推進協議会」の2017年度総会を兼ねる。

 2部制で、1部のパネル討議には、宝塚市第5地区民生児童委員協議会会長の福住美壽さん▽赤穂市地域活動連絡協議会会長の岩崎由美子さん▽神戸市の社会福祉法人白百合学園理事長の小笠原敏有さん-が登壇した。

 阪神・淡路大震災が地域活動の契機になったという福住さんは「独居高齢者や孤独な子どもなど、街には気になる人がいっぱい。さりげなく寄り添いたい」と地域サロン運営の意義などを語った。地域の「母親クラブ」から活動を始めた岩崎さんは古民家を多世代の交流拠点にしており「各自ができることを生かして地域を元気に」と話した。

 障害者の就労支援と農業の担い手不足解消を同時に目指す「農福連携」に取り組む小笠原さんは「それぞれの立場でやりがいを見つけ、能力を最大限発揮できるようにできれば」と、今後の展望などを説明した。

 2部の記念講演では「尾木ママ」の愛称で親しまれる、教育評論家尾木直樹さんが、障害の有無や性自認の違いを超え、お互いを認め合う社会の豊かさについて話した。

それぞれの地域活動について発表するパネル討議のメンバー=神戸市中央区熊内橋通7

それぞれの地域活動について発表するパネル討議のメンバー

2017/8/30   神戸新聞NEXT


ブルゾンちえみ 好感度の高さの意外な秘密とは?

2017年09月01日 02時29分20秒 | 障害者の自立

「24時間テレビ40 愛は地球を救う」(日本テレビ系/8月26~27日放送)で“サプライズ”でチャリティーマラソンのランナーを務めた、女性芸人のブルゾンちえみ。当日に突然指名されたにもかかわらず、彼女は丸一日かけて90キロのコースを見事に完走した。今回の「24時間テレビ」は全平均で18.6%という歴代2位の視聴率を記録。テレビの影響力が年々下がっている中で、民放視聴率トップを独走する日本テレビが底力を見せつけた形となった。

 ウェブの世界では「24時間テレビ」に対する風当たりが強い。感動を与えるための道具として障害者を利用しているかのような演出に対する批判的な意見をしばしば目にする。ところが、オンエア中のSNSなどを眺めていても、ブルゾンちえみに対する批判の声はほとんどなかった。それどころか、「『24時間テレビ』は好きじゃないけどブルゾンは応援している」などと、彼女のことを熱烈に支持する声が圧倒的に多かったのだ。本格的にテレビに出始めてまだ1年も経っていない彼女が、なぜこんなにも多くの視聴者に愛されているのだろうか。

 もちろん、ブルゾンがブレークしたきっかけは、テレビでキャリアウーマンのネタを披露したことだ。ピン芸人なのに3人組という異色の編成、キャッチーな音楽、「35億」という決めフレーズなどが話題になった。しかし、単に最初に演じたネタやキャラが評判になっただけならば、彼女がここまで人気になることはなかったはずだ。これまでにもたくさん存在したいわゆる「一発屋芸人」のように、あっという間に消費され尽くしてしまう可能性もあっただろう。彼女が現時点でそうなっていないのには別の理由がある。

 ブルゾンの好感度が高い理由は、その誠実で実直な人柄にある。「24時間テレビ」でランナーとして走る彼女に対する意見の中にも、その生真面目さを評価する声が多いのが目立つ。

 ブルゾンは、芸歴2年目でほとんど下積みもない状態でテレビの世界に足を踏み入れた。若くしてブレークしたタレントは、調子に乗って傲慢になったり、あるいは過度に卑屈で臆病になったりしがちなものだ。調子に乗って偉そうにする人が好かれないのは当然だが、やたらとペコペコしているのもそれはそれで違和感を与えてしまう。

 その点、ブルゾンの立ち振舞いはどこまでも自然だった。自分のできる範囲で与えられた仕事を誠実にこなす、という使命感にあふれていた。また、それを実現できるだけの器用さも持ち合わせていたのだろう。そのまっすぐな姿勢が多くの人に支持される要因になったのは間違いない。

 ブルゾンは、テレビに出始めたばかりの頃から、堂々とした自然な態度を貫いていた。その様子からは、タレントとしての任務をきっちりこなそうとする気持ちがダイレクトに伝わってきた。

 ただ、そうは言ってもまだまだ駆け出しのひよっこ芸人である。時には失敗することもある。2月28日放送のピン芸日本一を決める「R-1ぐらんぷり2017」(フジテレビ系)では、ブルゾンちえみはネタの途中で言葉に詰まる場面があり、ネタが終わった後に感想を求められて、「めっちゃネタとばしちゃった……」と言って、涙を浮かべていた。

 好感度の低い人だったら、「芸人が人前で泣いてどうする」と批判されてもおかしくない場面だ。ところが、世間では泣いてしまったブルゾンを支持する声の方が大きかった。この時点で、ブルゾンは「芸人」というよりも1人の「人間」として愛されていたというのが分かる。

 1つのネタやキャラがきっかけで急に人気が出た芸人は、そのネタやキャラに縛られてしまいがちなものだ。キャラのイメージに引きずられて、素の自分をなかなか出せなかったりする。最近のトークバラエティ系の番組で求められるのは、どちらかと言うと「素の自分」の方だから、その移行がスムーズにできない芸人は、人気を維持できずに「一発屋」のレッテルを貼られてしまう。

 一方、ブルゾンは初めから「素の自分」を自然に表に出すことができていた。テレビというのは恐ろしいもので、映像として映っていないその人の人柄や人間性まで伝わってしまうところがある。ブルゾンの最大の武器は、そのネタやキャラではなく、飾らない素直な人間性にあるのだと思う。

ブルゾンちえみ (c)朝日新聞社

2017.8.30    AERA dot.


「4年後 もっとメダルを」 デフリンピック出場、県内在住選手ら知事に報告

2017年09月01日 02時18分30秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者のスポーツの世界大会「第二十三回夏季デフリンピック」(七月十八~三十日、トルコ)に出場した県内在住の選手らが二十九日、県庁を訪れ、金メダル獲得などの成果を黒岩祐治知事らに報告した。

 大会には百カ国・地域から三千百五十人が参加。日本人選手は百八人で、金六、銀九、銅十二の計二十七個のメダルを獲得した。県内からは二十人の選手が出場し、十個のメダルに輝いた。

 県庁を訪問した選手は十一人。バレーボール女子金メダルの三浦早苗さん(31)=大和市=が代表で、「四年後のデフリンピックはさらにたくさんのメダルを取れるように頑張る。もっと多くの人に大会のことを知ってほしい」と話した。

 同席した県聴覚障害者連盟の河原雅浩理事長は「このような成績を収めてうれしく思う。きちんと手話で指導を受けられ、練習できる環境をつくって」と県に求めた。黒岩知事は「素晴らしい結果だ。いただいた要望は、大きな課題として取り組んでいく」と述べた。

 三十一日には、横浜市在住の三選手が市役所を訪問する。

手話で自己紹介する黒岩知事(左)を見る選手ら

2017年8月30日   東京新聞

 


タカギ北九州・女子ソフト/下 プレーできる幸せ クラブの苦労経て実感

2017年09月01日 02時06分42秒 | 障害者の自立

 「脱企業チーム」。女子ソフトボールの「東芝北九州」が解散となった後、選手たちが出した答えだった。一企業ではなく多くの企業や個人にスポンサーになってもらい、クラブチームとして存続する道を選んだ。2013年の年明け、東芝北九州でプレーしていた6人を中心に「CLUB北九州」が発足した。

 しかし、生活は一変した。東芝時代は仕事を終えた昼過ぎから練習していたが、午後6時半ごろから練習する生活に変わった。選手の仕事は老人ホームでの介護や保険外交員などバラバラで、パートや派遣と生活も不安定になった。精神障害者の就労支援をしていた原田明香・監督兼選手(34)の収入も激減し、「振り返ると、東芝時代は愚痴ばかり言って甘えていた。もっとソフトボールに向き合えたんじゃないか」と気付かされた。

 遠征費など年間活動費は約500万円。原田さんが企業を回ってお願いし、選手が知り合いから寄付してもらってかき集めた。しかし、時がたつにつれて周囲の関心も薄れて集まりにくくなった。原田さんは「チームを長く続けたいと思っていたが、いつまで持つのか」と不安が募っていた。タカギから声がかかったのはそんな時だった。

 タカギでは選手13人全員が正社員として雇用された。午前中に働き、午後2時ごろから練習できる環境が整った。CLUB北九州時代を知る加藤美穂主将(28)は「クラブ時代は生活が大変で平日は暗い中でしか練習できなかったが、ソフトボールが好きでやっていたという気持ちは忘れずに持ち続けたい」と力を込める。

 「タカギ北九州」として挑んだ今年4月からの日本リーグ2部。夏前までの前半戦は2勝4敗と苦しんでいる。それでも、選手たちは守りからリズムを作って攻撃につなげるチームに成長してきたと実感している。「企業名を背負っているので恥じないプレーをしたい。社員に愛され、応援してもらえるチームにしたい」と原田さん。9月1日から始まる地元での公式戦。1000人規模の大応援団が選手を後押しする。

毎日新聞   2017年8月30日