第３８回日本アカデミー賞 岡田准一と永遠の0が総ナメ

第38回日本アカデミー賞授賞式を見た。勿論テレビで。
「映画離れ」と言われてたが、ありゃ嘘だな。結構若者向けから大人向け、マニア向けから大衆娯楽、問題作話題作がいっぱいだもの。

V6の岡田准一が最優秀助演男優賞『蜩ノ記』と最優秀主演男優賞『永遠の0』でW受賞を果たした。
ジャニーズで初？っていうかこれって凄い事だよね。
TVは「軍師官兵衛」「SP」「木更津キャッツアイ」等代表作いっぱいあるが、映画は代表作って呼ばれる作品は無かった（御免！俺が観てないだけなんだが）。けど、これで「映画俳優」って呼ばれても遜色無いな。賞を取ったからどうだって事じゃなく、映画業界が岡田准一を認めたって事だもの。
さすが「超ひらパー兄さん」。最近特にノッテルネぇって思えるくらい、精力的だ。

興行収入87億6000万円、文句無しのヒット映画「永遠の0」が、主演の岡田准一の最優秀主演男優賞をはじめ。最優秀作品賞、最優秀監督賞、、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞の8冠。圧倒的だな。
できれば助演男優賞も好演してた三浦春馬くんに取らせてあげたかったな。まだ若いからまだまだチャンスあるけどね。
意外だったのは吉永小百合さんが自ら企画から参加した「不思議な岬の物語」が最多13部門にノミネートされながら、一つも取れなかった事。なんか裏事情があるのかな。

宮崎駿が自身は「風立ちぬ」って零戦をテーマにしたアニメ公開してるくせに、同じ零戦をテーマにした「永遠の0」を酷評して、原作者の百田さんに「観てから言え、読んでから言え」って反論されてた。ザマァミロって山崎貴監督をはじめ永遠の0スタッフは思ってるだろうな。少なくとも俺は思った。「かぐや姫」が今回の米アカデミー書取れなくてほっとしたもの。
今回の結果から思うと、向井理主演のTVドラマ版「永遠の0」が視聴率低かったのは不思議。今放送したら高視聴率になるかもね。でも、映画とTVじゃ予算も演出も時間も違うから、スケールダウンしてるし、映画観た人はわざわざTV盤観ないかもしれないから仕方ないか。

奇妙だが、前回の第37回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞の2冠を達成した真木よう子が司会。ってことは来年は岡田君が司会か？
でも総合司会の西田敏行さんはさすがに巧かったが、真木よう子は咬みまくってたな。女優に司会させるのはNHKの紅白だけでいいよ。観ててハラハラする。（まぁ仲間由紀恵みたいに女優なのに司会も巧い人もいるが）
真木よう子が発表の際毎回緊張してる様子が画面から伝わってきた。唯一緊張がほどけてたのが、今ドラマ「問題のあるレストラン」で共演してる二階堂ふみが、映画「私の男」で主演女優賞にノミネートされ壇上に上がったときくらいだ。

話は突然変わるが、その「問題のあるレストラン」の主題歌、きゃりーぱみゅぱみゅの歌う「問題ガール」PVが一部公開された。
なんとSEKAI NO OWARIの「ドラゲナイ」をモチーフにして大きめのトランシーバーで歌ってる。
3月13日のMステではきゃりーもセカオワも出演するらしいが、その際もドラゲナイ仕様で歌ってくれるのだろうか。
いっその事ジョイントした方が早いと思うが、それをやると飽きられるのも早いから、ヤメてね。