ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

ウェッジの形状と機能

2011年08月24日 15時16分05秒 | 用具



昨日、複数の問い合わせが来ました 
ヒール側が高くなったミズノMP・R12の機能についてです 

上の画像は、T11というミズノのウェッジです。
ロフトは54°のようで、R12は58°の画像ですから
単純に比較はできないものの、
わかりやすいように赤い線を入れてみました 



ヒールの高さはあまり変わりません。
形状の違いといっても、微みたるものなのです 

私が注目しているのはリーディングエッジです。
膨らみの頂点が下のR12は真ん中ですが、
T11はかなりトウ側なのです 

それがわかると他の部位の違いもわかってきます 

トップエッジのトウ側の頂点の違い、
トウの膨らみの形状等々……

さて、肝心の機能ですが、結論からいうと
形状の違いによる機能差はほとんどないと推定されます 

感覚の差があるだけです 
最初に書いたリーディングエッジの膨らみの位置は
トウ側にあったほうが球がひろいやすいという人が
けっこうたくさんいます。
だから、多くのウェッジがトウ側に膨らみを持たせています。
私はそれが好きではないのです 
それは現在の状況で、将来的には過去のものと
なるかもしれません。

ウェッジは感性の道具です 
機能より、なんとなくイイ感じが結果を生んだりします。
極めるほどに自分にしかわからない世界なのです 


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フクシマでの仮オープンの裏側

2011年08月24日 09時21分26秒 | コース



この画像を見て、何を思うでしょうか……

昨日の報道で使われた画像です 
福島県内の有名なゴルフコースです。

私はこのコースはクローズしたと聞いていました 
従業員は全員解雇、震災以来コースは再開せず、
なんといっても事故原発に比較的近い……

原発に近いコースの中には、数カ所に線量計が
鼻から設置されていたことを、今回の事故で知りました 
事故前の基準の毎時0.3マイクロシーベルト以上だと
警報が鳴る仕組みになっているそうで、
事故後、かなり早い段階で全ての線量計が警報を鳴らし、
数カ所は今でも鳴り続けているそうです 
(この基準は、世界基準の安全基準です)

福島のゴルフ場関係者は、
一般の人より早く県外に逃げたという噂がありました。
この線量計の話を聞いて、
なるほど、みんな知っていたんだ、と納得したのでした 

警報が鳴り続ける無人のコース……
誰だって怖いよね。逃げるのがまともな判断です 

報道によると、解雇されたのに4人のスタッフが手弁当で
必死で手入れをしていたそうです。
震災から5ヶ月、コースは27ホールあります。
十分にはほど遠い話です 

そして、熱心なメンバーや地元の要望で18ホールだけで
秘かに仮オープンしたそうです 
素晴らしいことだと思う反面、辛い気分にもなります。

画像は、仮オープンでは使用されていないホールの
1つなのだそうです。
想像するに、雑草に侵食されてしまったのでしょう。
茶色い部分は除草剤で枯らした跡のように見えます。
そこに、性懲りもなく雑草が生えてきているのです。
芝生は自然には横に広がらないので、
この傷跡を直すのは工事というレベルになるでしょう。

福島には雑草に覆われてコースであったことを
想像できないような場所もあるといいます。
春から夏にかけてなら半年もあれば
そうなってしまうという話です。
もし、ゴルフコースに戻すなら
新しく作るぐらいの手間と費用が掛かるそうです。

時間をとって、福島のクローズしているコースを
カメラを持って1つ1つ巡ってみたくなりました 
今見て、知らせなければ、永遠に忘れ去れてしまう物語が
そこにはあると感じるからです 


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