「どうして叩いてしまうか、わかるか?」
教え子は、先週あるジュニアの予選会で
2位になって自信満々でしたが、
まだレベルの低い話であり、
喜んでいる暇はありません
いつも一緒に回るコースで
いつも大叩きするホールが複数あり、
いつも同じパターンで崩れます。
日曜日もいつもと同じでした
黙っている教え子に諭しました。
「馬鹿だからだ。
頭を使わないゴルフは単なる球打ちだ」
純粋な子供は、裏返せば馬鹿なのです。
ゴルフでは、馬鹿を自覚して、
覚醒しなければ越えられない壁が
確実に存在します
意図的にクレーバーなゴルフを
見せようと努力していますが、
見る側に準備がなければ
全く伝わらないのがゴルフです
自信をつける現実があったので、
良いチャンスだと考えて
強いて激しく諭しました
直後の短いパー4の1打目を
彼は7番アイアンで刻みました
最も自信があるクラブで
刻んだのでしょうけど……
前途多難だと思いましたが、
こういうことは進歩です
全米オープンの最終日で
ミケルソンも7番アイアンで
パー4の1打目を
打ったホールがありましたが、
レベルが違いすぎて
参考にはなりません。
教え子はドライバーで
30ヤード以上、
アイアンの番手は1番手以上、
既に僕より飛びます
飛距離が最も優位に出るのは
実はコースマネージメントです
1.5R目まで付き合いましたが、
2R目はクラブハウスで
待つことにしました
その日に伝えられることは
全て伝えたと思いました
待ち時間だからできることが
ゴルフコースにはありますので、
充実して過ごしました。
教え子は、最後のハーフで
ベストハーフを更新して
35で回ってきました
午前中に僕が32で回ったので
まだまだ勝てません、と言いつつ、
調子に乗っていました。
待っている間に、
忘れ物の中に彼のウェッジが
あることを知っていたので、
忘れ物があるだろうと教えました
アプローチで使うウェッジなしで
ベストハーフ更新とは、
ゴルフの神様は意地悪です
ばれたか、とばつが悪そうに
教え子はウェッジを
返してもらっていました。
そもそもゴルフに夢中になる時点で
馬鹿丸出しなのだと思います
僕も馬鹿の一人です。
とはいえ、こんな馬鹿な話が
次々に被さるようにして起きる1日は
滅多にありません
画像は愛機のパターです
かなり痛んできましたが、
馬鹿を支えてくれています。
馬鹿につける薬はないと言います。
でも、ゴルファーにつける薬は
たぶん、あるのです
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ゴルフプラネット: 第一巻 |
篠原嗣典 | |
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