悠山人の新古今

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077 信濃路の浅間の

2005-10-08 03:25:00 | 新古今集

 作者が京の都から、遥か東国へ旅したときの歌。煙たなびく浅間山は、すでに有名だったようだ。巻十覊旅歌(きりょのうた)は 0896 から 0989 まで。「覊」は代字(旁一部の「奇」を「馬」にしてある).。
 読み:岳=だけ。煙=けぶり(現代詠では「けむり」)。
 用字変更:嶽→岳。(基本本 <小学版> →悠山人)
【補注】○をちこち人(びと)=だれも。皆。
    ○見やはとがめぬ=だれもが怪しんで見るではないか。
    ○在原業平=皇籍を離れて在原姓創氏。古来、美男子の代名詞となるなど、人物
    像は伝説化されている。悠 026 (08月01日条)にも。