087 都会から遠く 2005-10-20 06:05:00 | 新古今集 信濃(既出)の贈歌 人もまだふみ見ぬ山の岩がくれ 流るる水を袖に堰(せ)くかなへの西行の返歌である。 巻十二(恋歌二)は 1081 から 1148 まで。【略注】○人目思はで=人目を気にしないで。贈歌の「岩がくれ」、返歌の「岩 のはざまに」の含意と合わせて、公然と。 ○もの思(はばや)=ここでも「恋心」の意。「内面的自由に生きる人間 の叫び。」(小学版)