悠山人の新古今

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短歌写真145 紫に

2006-05-05 05:30:00 | 短歌写真
2006-0505-yts145 Bletilla
紫にゆかりの蘭の年毎に
閨秀さはに集へるがごと   悠山人

○短歌写真、詠む。
○紫蘭(しらん)。か細いひと株を植えたものが、三年目?なのに、どんどん増えている。いま、百花になんなん。よほど土との相性がいいらしい。「紫」を「ゆかり」とする読みが流布しているが、源氏物語由来か。さる閨秀学舎の紫祭(ゆかりさい)の説明に、<「紫」を「ゆかり」と呼ぶのは、『古今集』の 「紫の一本ゆえに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」にもとづいた、「紫のゆかり」という成語によるものです。 この言葉は、『源氏物語』若紫の巻によって著名です。>とある。ただし、広辞苑にも漢字源(学研版)にもない。
 ¶さはに=多(さは)に。多く。たくさん。.「人多に 国には満ちて」(【万
 葉集4-485】)。
□むらさきに ゆかりのらんの としごとに
  けいしうさはに つどへるがごと
*Stream Title:  radioioClassical. Your world. Your station. No boundaries. ©2006 ioWorldMedia, inc. (iwdm.pk) *
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