2007-0306-yis106
束の間のはかない逢瀬に比べたら
夢まぼろしは永遠のまことね 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「つゆばかりあひそめたる人のもとに」。せっかくお会いしても、現世(うつしよ)の楽しい時はあっという間に過ぎてしまうのね。「あひそめ」は「逢ひ染め」と解釈した。校注は、「現世を露や幻と並列する存在感覚に留意」と指摘するが、私自身のことかとも思われるほど。書きながら、またしても青の時代に悩まされた、Sein、Seiendes、Diesseits、Jenseits などを想起することになった。
□和106:しらつゆも ゆめもこのよも まぼろしも
たとへていへば ひさしかりけり
□悠106:つかのまの はかないおうせに くらべたら
ゆめまぼろしは とわのまことね
束の間のはかない逢瀬に比べたら
夢まぼろしは永遠のまことね 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「つゆばかりあひそめたる人のもとに」。せっかくお会いしても、現世(うつしよ)の楽しい時はあっという間に過ぎてしまうのね。「あひそめ」は「逢ひ染め」と解釈した。校注は、「現世を露や幻と並列する存在感覚に留意」と指摘するが、私自身のことかとも思われるほど。書きながら、またしても青の時代に悩まされた、Sein、Seiendes、Diesseits、Jenseits などを想起することになった。
□和106:しらつゆも ゆめもこのよも まぼろしも
たとへていへば ひさしかりけり
□悠106:つかのまの はかないおうせに くらべたら
ゆめまぼろしは とわのまことね