悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真314 書をひらき

2007-03-29 05:00:00 | 短歌写真
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書をひらきかんばの三文字に蘇る
轢かれし女の重き記憶よ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○これもひとつの社会詠。「書」は音調上、音読みにした。白樺をまずは広辞苑で、などと開いたら・・・。「かんば」は、姓を懸ける。これに心当たりがなければ、この歌は全く意味をなさない。「一歩前進、三歩後退」を、彼女はどう見ているか。鍵言葉は「60年安保」。折りしもきのう、国会図書館が国会へ提出した大部の資料で、戦犯合祀が政府の指導で行われたことが、初めて明らかになった。
□短写314 しょをひらき かんばのみもじに よみがへる
        ひかれしひとの おもききおくよ
【写真】狭い土地で、懸命に芽を吹き出している。

俳句写真074 眼しひに

2007-03-29 04:50:00 | 俳句写真

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眼しひに
やはらかならん
桜草
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○いわゆる「差別用語」の扱いは、文学の世界でも複雑だ。それに十分留意しながら、ここでは「眼疾者」を「まなこしひ」と詠んだ。
¶し(※)ふ=「機能を失う。感覚がまひする。また、老いぼれる。」(古語辞典) 活用は{は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}(自ハ四)と、{ひ・ひ・ふ・ふる・ふれ・ひよ}(上二)の二形。※は「病垂」に「発」が入る。正字では「癈」。

□俳写074 まなこしひに やはらかならん さくらさう
【写真】眼科医院らしく、入口前に「目薬の木」があって、その近くで撮影。


image294 庭梅

2007-03-29 04:45:00 | images

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title : Prunus japonica
yyyy/mm : 2007/03
memo : 庭梅(にわうめ)。林生梅(りんしょうばい)。「日本でふつう栽培されているものは八重咲のため、果実をつけない。」(『マイペディア』) 追い駆けて咲くのが桜。自宅の畑で撮影。猫額農園での撮影も、急に忙しい。