二日前、公園の木陰のベンチで孫達と昼食のおにぎりを食べていると後ろの植え込みから鳥の様な猫の様な声がかすかに聞こえる。
植え込みの方へ行くと鳴き止みベンチに戻ると聞こえる、最初は気にしなかったが反対側に回り植え込みの下を見たら子猫が動いていた。
左目がつぶれていて可愛くないが、孫達が飼いたいとせがむので持ち帰りベビーバスに入れたが難なく出てしまう、仕方ないので昔使っていた小鳥の籠を利用した。
生後1ヶ月くらいの割と元気のいい猫で洗ってやったら目が開いた、メヤニで塞がったのだろう。
よく見ると小さなのみかしらみか知らないが毛の中で動いていたので取り除くのに一苦労した。
早速、猫の餌を買って与えたら食べ始めた、相当お腹が空いていたのだろう、心配していたがウンチもした、多分これならば生きれるだろうと思う。
場所的に見て捨て猫ではなさそうである、迷子になってしまい暑いので木陰の植え込みの下にいたのであろう、そんなに弱ってもいなかったので多分一日くらい前からではないだろうか?
孫達が自分の家に持ち帰り飼うのを娘が反対しているから私が飼う事になりそう。
鰥夫と子猫の生活は難しくなくその姿が想像出来る、なんとなく哀れでもあり滑稽でも有る。
小さいながらも1つの命を救い、これから猫との共同生活が今正に始まらんとするが自分の老け込みが早まる様な感じもする、今日は早速、猫のグッツを買いに行かなくっちゃ。