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北朝鮮デノミ:後遺症深刻、物価が10倍以上急騰(上)

2009年12月03日 | 川柳

北朝鮮デノミ:後遺症深刻、物価が10倍以上急騰(上)

 北朝鮮が2日午前から一人当たり最大10-15万ウォンの旧貨幣を1000-1500ウォンの新貨幣に交換する作業を開始した、と北朝鮮内部の消息筋が伝えた。貨幣交換は6日まで朝鮮中央銀行の各支店で行われ、7日から新券が流通するという。今回のデノミネーション(デノミ、通貨呼称単位の変更)が完了すれば、北朝鮮の「市場勢力(市場商取引で富を蓄積した人々)」は、自分が保有する現金のうち10万-15万ウォンを除いた残り全部を、事実上、奪われることになる。

 脱北者団体の北韓民主化ネットワークなどによると、北朝鮮の中間層は通常、1世帯で100万ウォンほど保有しているという。商売で金を稼ぐ人の中には数百万-数千万ウォンを家で保管する場合も多いという。北朝鮮で10万ウォンは4人家族が2カ月ほど生活できる金額だ。10万ウォンを市場の闇ドル商で交換すると、35-40ドル(約3000-3500円)ほどになる。北朝鮮の住民は4000ウォン-1万ウォン水準の月給のほか、商売などを通じて足りない生活費を補てんする。

 北朝鮮内部の消息筋などによると、北朝鮮当局は一人当たりの交換限度額を超える金は銀行に貯蓄するよう指示している。しかし、貯蓄額も30万-300万ウォンまでに制限されている上に、北朝鮮の銀行は預金者が自由に金を下ろせない「強制貯金所」のため、住民の不満が急激に高まっているという。1992年の貨幣改革時は、一人当たり2万ウォンまで貯蓄できたが、後で手にすることができたのは数千ウォンにすぎなかったとのことだ。1ウォンも帰ってこなかった住民も多いという。北朝鮮専門メディアのデーリーNKは同日、「10万ウォンまでは100対1で交換するが、それ以上は1000対1で交換するか、銀行に無制限で貯蓄できるようにした」と報じた。ある北朝鮮内部消息筋は「貯蓄額が多ければ保衛部がその出所を調べるのに、誰が全額貯金するだろうか」と語った。現在、北朝鮮当局が物価を100対1のデノミ比率に合わせて強制的に引き下げるのか、為替レートも調整するのかについては確認されていない。

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小沢氏、陳情を査定へ 民主が初の判定会議、政策決定に圧力

2009年12月03日 | 川柳
小沢氏、陳情を査定へ 民主が初の判定会議、政策決定に圧力

 民主党は2日、党幹事長室に集約した地方自治体や業界団体などの陳情に、優先順位を付けるための判定会議を初めて開いた。政府の2010年度予算編成に先んじて、党が「査定」することになる。表向き、政策には口を出さない姿勢を示していた小沢一郎幹事長の圧力が、公然と政府に及ぶことになる。

 鳩山政権は族議員が党政務調査会の部会や調査会で力を発揮した自民党政権と一線を画すため、政策決定は政府に一元化するとしていた。民主党も個別議員の各省庁との接触を原則禁じるとともに、陳情を党県連を窓口にして党本部の幹事長室に集約する陳情処理ルールを設けた。

 この結果、幹事長室は陳情の重要度に応じて各省の政務三役との面会をあっせんし、党の政策要望として実現を後押しする権限を握った。2日の判定会議には小沢氏ら幹事長室メンバーが顔をそろえ、これまでに集まった約300の陳情に向かい合った。9日までに判定を終える方針だ。(01:51)

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