日本政府が米政府に普天間問題を巡る新たな決着期限を来年5月とする方針を既に伝えたことが22日、分かった。政府関係者が明らかにした。15日の鳩山由紀夫首相とルース駐日米大使との会談など一連の両政府の協議で触れた。明確な期限設定で米側の理解を得るのが狙いだが、新たな移設先も模索する日本側と、現行案を主張する米側の認識の隔たりは大きく、状況打開の糸口にはなっていない。
これに関連し平野博文官房長官は22日の記者会見で、来年6月のG8サミットでの日米首脳会談を控えた5月が新たな決着期限との考えを表明。北沢俊美防衛相も同様の認識を示した。政府は普天間基地の移設先を検討する与党3党の協議の場を新設し、週明けに初会合を開く。平野長官と社民、国民新両党の政策責任者、外務、防衛両省の担当者らが参加。両党から移設先の具体案を聴取し、実現性を検討する。(08:32)
<メモ>
ゲーツ国防長官もルース駐日大使も鳩山政権の錯綜する姿勢を見て「顔を真っ赤にして怒った」という記事がありました。
もしこれが日米反対の立場なら「日本が怒った!」という現実に対してもっと、強く威圧してくるのがアメリカの今昔変わらぬ外交姿勢なはず。
駐日大使が日本の防衛大臣や、外務大臣の前で「怒る!」って・・・それほどの「権威」があるのかと・・・ふと・・・疑問が湧いたので・・・友人に聞いて見ました。
「大使というのは・・・その国において国務大臣の任の代理者としてそれなりの権限も強くて当たり前」という答え。
「5月まで待って欲しい」・・・日本政府としては私たち国民の予想を遥かに超えるくらい何らかの覚悟のアル返答ということではないだろうか。
前政権で約束した事を遂行するのは日米の常識だとしても・・・他国ではほとんど政権が交代したならこういうことだってありうるのは当たり前です。
現に・・・オバマ政権だって様々な外交の見直しをしているわけです。
その心中を一番理解しているのは、同じ立場にあるヒラリーさんやオバマ大統領なはずです。
ただ立場上・・・首を縦にふれないだけと思います。
オバマ大統領が大統領執務室でチャーチルの胸像をイギリスに返し、イギリスBBC放送では「人格批判までめちゃくちゃにやられたオバマ氏」
日本だって・・・小沢氏が言うところの「イラクの開戦だって・・・日本にたった一度電話があっただけ・・・」と、お話されていたその奥に見える
アメリカの剛腕さ。
自分の国を、アメリカがああしなさい・・・こうしなさい・・・の65年間はもうとっくに卒業の時期を迎えなければ・・・。