チリ大地震救援、一日で53億円集まる チャリティー番組
【サンパウロ=檀上誠】大地震に見舞われたチリで5日深夜から6日深夜にかけて、全地上波テレビ局やラジオ局が参加する大規模なチャリティー番組が放送された。番組中に集まった募金額は目標としていた150億チリペソの2倍超、302億チリペソ(約53億円)にのぼり、被災者支援に充てられる。
「チリがチリを助ける」と題した番組は約26時間連続で生放送され、チリのほかスペインやメキシコなどの歌手、著名人らが出演し、募金を呼びかけた。同様の形式の番組はチリでは毎年12月の恒例行事だが、今回は震災を受けて1週間足らずの準備期間で実現した。
企業から大口寄付が相次ぎ募金額が膨らんだ。番組にはチリを訪問した国連の潘基文事務総長やバチェレ大統領、11日に就任予定のピニェラ次期大統領も出演。バチェレ大統領は「泣かねばならない時もあるが、立ち上がろう」と呼びかけた。(22:05)
<メモ>
いい話。