東証大引け、大幅続伸 １カ月半ぶりの水準回復、円下落で自動車株など高い

東証大引け、大幅続伸　１カ月半ぶりの水準回復、円下落で自動車株など高い　

　８日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、大引けは前週末比216円96銭（2.09％）高の１万0585円92銭ときょうの高値圏だった。終値としては１月22日（１万0590円）以来、約１カ月半ぶりの高値水準となる。米国で５日発表の２月の米雇用統計が市場予想ほど悪化しなかったことで投資家の先行き不安が和らぎ、前週末の米株高や円相場の円安・ドル高の動きを背景に、自動車や電機など主力の輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。後場終盤には相場の下値は限定的とみた株価指数先物の買い戻しが入り、日経平均もつれて上げ幅を拡大した。

　日経平均は、前週末の223円高に続き連日で200円強の上昇となる。立花証券の平野憲一執行役員は「２月の上値抵抗となっていた１万0400円台半ばを明確に上回ったことで、相場は上値を試す準備が整った」と指摘していた。一方で、売買代金がさほど盛り上がらないことが気がかりとの声もあった。

　東証１部の売買代金は概算で１兆3508億円で、売買高は18億9408万株だった。値上がり銘柄数は全体の73％に相当する1225、値下がりは313、横ばいは136だった。

　東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も続伸した。業種別ＴＯＰＩＸ（全33業種）は、「精密機器」「輸送用機器」など31業種が上げた。下げたのは「空運業」と「電気・ガス業」の２セクターだった。

　個別銘柄ではソニーやキヤノン、トヨタ、ホンダが上昇。京セラやファナック、ＴＤＫなど値がさ株の一角も買われた。三菱ＵＦＪなど大手銀行や、三井不などの不動産が上昇した。半面、富士通が独歩安となった。東電や関西電が下落し、ＡＮＡもさえなかった。

「ハート・ロッカー」が６冠＝ビグローさんが女性初の監督賞－米アカデミー賞

「ハート・ロッカー」が６冠＝ビグローさんが女性初の監督賞－米アカデミー賞

　【ロサンゼルス時事】第８２回米アカデミー賞の授賞式が７日（日本時間８日）、ハリウッドで開かれ、イラク戦争で爆発物処理に携わる米軍兵士を描いた映画「ハート・ロッカー」（キャスリン・ビグロー監督）が作品、監督、脚本賞など６冠に輝いた。同作品と並ぶ最多９部門の候補だったＳＦ大作「アバター」（ジェームズ・キャメロン監督）は視覚効果賞など３冠に終わった。
　両作品は元夫婦の監督賞対決としても話題を呼んだが、ビグロー監督に軍配が上がり、アカデミー賞史上初となる女性の監督賞受賞となった。日本関連では、長編ドキュメンタリー賞に和歌山県太地町のイルカ漁を批判した「ザ・コーヴ（入り江）」（ルイ・シホヨス監督）が選ばれた。
　主演女優賞は「しあわせの隠れ場所」でホームレスの青年を養子に迎え入れ愛情を注ぐ母親役を好演したサンドラ・ブロックさん、主演男優賞は堕落したカントリー歌手の再起を描いた「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジスさんがそれぞれ初受賞した。
　そのほかの主な受賞者・作品は次の通り（敬称略）。
　助演女優＝モニーク（「プレシャス」）▽助演男優＝クリストフ・バルツ（「イングロリアス・バスターズ」）▽長編アニメ＝「カールじいさんの空飛ぶ家」▽外国語映画＝「瞳の奥の秘密」（アルゼンチン）▽脚色＝「プレシャス」▽編集＝「ハート・ロッカー」▽音響＝「同」▽音響編集＝「同」▽撮影＝「アバター」▽美術＝「同」▽メーキャップ＝「スタートレック」▽衣装デザイン＝「ヴィクトリア女王　世紀の愛」。（2010/03/08-16:00）

＜メモ＞

元夫婦が監督で、元奥様に軍配が上がった。

アバターは見たのですが・・・ＣＧマニアにはすごい作品なのだろうけれど・・・アナログ人間からは・・・哲学・・・ストーリー性にいまいち。

やっぱり、人間の尊厳の究極を描いた作品には、かなわない。

アメリカも・・・今回は・・・アナログが一歩リード。て、なことか？