米副大統領、ペレス大統領と会談 中東歴訪のイスラエルで
【エルサレム共同】中東歴訪中のバイデン米副大統領は9日、イスラエルのペレス大統領と会談し、イラン核問題やパレスチナ和平問題などについて意見交換した。バイデン氏はイスラエルのネタニヤフ首相とも会談する。
バイデン氏は、核開発を進めるイランに対し、米国が外交圧力を強めていることを強調。対イラン制裁強化が検討されていることを理由に、イランに対する性急な軍事攻撃を自制するようネタニヤフ首相に要請するとみられている。
パレスチナ和平問題では、イスラエルとパレスチナ自治政府の双方が合意した間接和平交渉を直接交渉へと発展させる方策について協議。占領地ヨルダン川西岸での入植抑制策を評価した上で、西岸や東エルサレムでのさらなる入植自粛など、一段の譲歩を要請するとみられる。
中東訪問に先立ち、バイデン氏は8日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトに対し、イランを念頭に「いかなる安全保障上の難題にも同盟国として対処することをイスラエルに約束する」と言明。「核武装したイランはイスラエルだけでなく米国にとっても脅威だ」と述べ、イスラエルに共同歩調を取るよう訴えた。
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