復元された清渓川で、一番の見所と言えば、広通橋でしょうか。
朝鮮王朝が、漢陽(ハニャン:今のソウル)に都を定め、第3代王、太宗の時に、都で一番
大きい橋として、広通橋が建設されました。王の行列や、海外の使者たちは、この橋を渡
って都に入りました。
太宗は、王位継承をめぐり、自分の生んだ子に王位を継がせようとする、継母信徳王妃や
他の異母兄弟達と、壮烈な戦いを繰り広げた末に、王位に着きました。
太宗は、広通橋を造るにあたり、信徳王妃の墓から石を抜き取り、橋脚にしました。
人々の足で踏みにじらせると言う、屈辱を王妃に与えるためでした。
太宗の復讐心の大きさを示すものとされています。
何か、太王四神記に似ていますね。
橋の両側にはイルミネーションが設置されていました。夜になると綺麗でしょうね。
復元された清渓川は、人工河川で、この噴水が源です。