日本もそうですが、世の中が豊かになるにつれ、子供を育てるのが面倒になって、子供を、
作らなくなるようです。
鳩山総理が、子供手当を出して、子供を産ませようとする気持ちも、分ります。
日本の、高齢化率(65歳以上の老人の占める割合)は、1970年に7%に達し、その後24年
間で、倍の14%に達したそうです。この早さは、世界に比べると、ものすごい速さだそうです。
フランスでは、115年かかって、7%から14%に達したそうです。
さて、韓国ではどうでしょうか。
韓国では、2000年に7%になりましたが、このまま行くと、2019年に14%に達するとみら
れ、日本以上のスピードで高齢化が進んでいるそうです。
出産率(1人の女性が産む子供の数)を見ても、1970年に、4,53であったものが、2000年に
は、1,47、2005年には、1.08にまで低下しました。
ちなみに、2005年の日本の出産率は、1,26です。↓
http://www.data-max.co.jp/old/2007/03/_1_106.html
わが子に対する愛情は、時代に関係なく、深いものの筈ですが、どうなっているのでしょう
ね。
子供に対する、母親の愛情を示す諺があります。意味を考えて見て下さい。
①ヨル ソンカラグ ッケムロ アン アップン ソンカラグ オプダ。
ヨル:10、ソンカラグ:指、ッケムルダ:噛む、アン:否定詞(~でない)、アップダ:痛い、
オプダ:無い。
②コスムドチ ジェ セッキ ヌン ハムハムハダ ゴ ジャランハンダ。
コスムダチ:ハリネズミ、ジェ:自分の、セッキ:生まれたばかりの子、
ハムハムハダ:(毛が)柔らかく艶々している、~ゴ:~だと、ジャランハダ:自慢する。
また、意味はちょっと違いますが、こんな諺もあります。
③カジ マンヌン ナム パラム チャル ナル オプダ。
カジ:枝、マンヌン:沢山の、ナム:木、パラム:風、チャル:良い、具合が良い、ナル:日。
さあ、皆さん、頑張ってください。
もちろん、勉強では無くて、まだ間に合う方は、御自身を含めて、少子高齢化に歯止めを
掛けるためにです。
冬至も過ぎて、明日は、クリスマスイヴ。
もうすぐ、お正月ですね。
韓国の主婦達も、正月(旧)を前にして大忙しです。
昔の韓国のお母さん達は、元旦に着る、家族の晴れ着(ソルビム)を、自分でつくりました。
正月用のご馳走の準備も大変です。
トックク(雑煮)、スジョンガ、シッケ、ピンデトック、カンジョンなど、手作りするとなると、
大変な作業でした。
いまでは、ほとんど、スーパーで手に入りますね。
スジョンガ(水正菓)は、お正月に、必ず用意される飲み物です。
煎じた生姜汁に、蜂蜜や砂糖をいれ、そこに、干し柿と、松の実を入れて飲みます。
韓国の中学の教科書に載っている、スジョンガの作り方です。
「スジョンガの作り方は、たやすくは無い。
まず、柿の皮をむいて、秋中ずっと乾かし、干し柿を作っておかなければならない。
程良く乾燥した干し柿は、鮮やかに赤く、透明でさえあり、舌先に、とろける様な深みのある
味がする。
これを芳しい生姜水に浮かべて、柱皮を引いた粉を振りかける。」
皆さんも、トッククと、スジョンガで、韓国のお正月を楽しんで見てはいかがですか?