いきなりこんなものを出してしまいましたが、我が愛機、Canon 一デジです。
なんでこんなものが、反切表と関係あるのかと、不思議に思われるのもごもっともです。
↑反切表。
ハングルの子音と母音を縦横に書き、子音と母音を組み合わせて文字を表した表です。
日本語の五十音表のことですね。
大きな違いは、五十音表は、母音が五つしかないのに、反切表では、子音が19(古くは20)
母音が、単母音10、複母音(合成母音)が11あることです。
言葉を、より正確に発音する為にこうなりました。
日本語は、ハングルに比べて不正確かと言うと、必ずしもそうでは無かったのですが、いつの
時代からか、こうなってしまったのです。。
そこで↑のCanonの登場ですが、現キャノンは、1933年創立の精機光学研究所が発祥で、
カメラを観音「KWANON」、レンズを釈迦の高弟の迦葉にちなんで「KASYAPA」としました。
音まで観えると言う意味だそうです。
2年後にカメラとレンズを統合してCanonにしました。
皆さんは、かんのん様と発音されるでしょうが、昭和の初めころは、くゎんのん様だったので
す。
この様に、複母音を使って発音していた例は、沢山あります。
権利:くぇんり。喧嘩:けんくゎ。外出:ぐゎいしゅつ。管直人:くぁんなおと。権サンウ:くぇんサン
ウ。華道:くゎどう。
上げ出したらきりがありませんね。
五十音表で発音すると、けん、か、がい、かん、けん、か、こうなってしまうのです。
森鴎外、樋口一葉などの小説をよむと、旧かな使いでルビがふってあり、正確に読む事が出
来ます。
ハングルの複母音の発音と、旧かな使いの読み方が正確に一致していて、関連の深さには、
驚いてしまいます。