月岡温泉の名湯を堪能した後、一路、越後平野を北上、村上市笹川へ向かいます。
笹川流れと言うからには、笹川の流れを船下りするのかと追ったら、何と、海の上のクルージ
ングだそうです。
広大な越後平野も、三面川を渡ってここまで来ると、朝日岳を主峰とする朝日山地に阻まれ
て終りとなります。
ここから先は、山と海がせめぎ合う絶壁の、わずかな海岸端に人家があるだけです。
三面川は、全国で2番目に鮭の遡上の多い川で、鮭の加工製品が名産だそうです。
上のパンフレットの、左奥は、粟島と言う大きな島です。
昔、京都にいた源義経が、頼朝に追われて、奥州平泉の藤原氏を頼って、日本海沿いに逃
れて、越後平野を北上しますが、この地に来て行方を阻まれ、漁師の計いで、船に乗り、隣
の庄内平野へ上陸することにします。
義経は、乗って来た愛馬を船に乗せることが出来ず、陸に残したまま船出します。
義経を追って泳ぎ始めた馬は、やがて船を見失い、30km先の粟島に泳ぎ着きます。
粟島には、60頭の野馬がいたそうですが、昭和7年に最後の1頭が死んだと言うことです。
笹川流れは、日本海の荒波に削られて出来た岩壁が連なる名勝地ですが、日本海の流れ
が、この笹川辺で急流となり、あたかも、川が流れている様に見えることからつけられた、呼
び名だそうです。
それでは、笹川流れのクルージングをご覧ください。