朝鮮民族は、古来から、喜怒哀楽を激しく表に現しやすい民族と言われてきました。
朝鮮民族に限らず、大陸系の民族はそうだったようです。
むしろ、大和民族の様に、島国に育った民族は、自分を抑え、喜怒哀楽を表に出さないの
が、美徳とする様な考え方は、特殊といえましょう。。
狭い国土と世間の中で、自分を殺して、相手をたてたり、主に仕えたりするのが、身を守る
為の、大切な処世術として学んできたのでしょう。
韓国人、朝鮮人たちは、古来より、歌や踊りを好み、嬉しさや、悲しさを表現してきました。
皆さんは、ドラマや観光で、人々、集って、両手を広げて、肩を上げながら、輪になって踊るシ
ーンをご覧になった事があると思います。
タイトルに挙げた、「オッケチュム」がそれです。
オッケ:肩、チュム:踊りです。
オッケチュム:興がわいたり、嬉しくて肩を振ること(オッケ ルル チュスルダ)、または、肩を
振りながら踊ることです。
また、逆に、叶えられない気持ちが心の中にたまった感情を、ハン(恨)と言いますが、この
感情を解きほぐす時も、歌と踊りに頼ります。
じっとしていられない程うきうきした感情を、シンミョンと言い、この時も、歌と踊りで解く事にな
ります。
この様に、ハン(恨)、シンミョン(興)は、朝鮮の人々には、切っても切れない感情なのです
が、両方とも、、歌と踊りに密接な関係を持ちながら、人々の生活の中に生きているのです。
オマケ。