古い言葉ですが、野営と言う言葉があります。
元は、兵隊さんが、行進の途中で、野宿することです。
兵隊さん達は、食料、飯盒、水筒を持って行進して、夕方になると、飯盒炊飯をして、寝ます
ね。
この、野営が、韓国社会の中では、一般的に行われていると言ったら、驚かれるかもしれま
せんね。
勿論、兵隊さんの野営程、大げさなものではありませんが、鍋と携帯コンロを持って、海や、
山などへ行って、料理を食べる、なんてことは、よくやるのですが、これが、韓国では、野営
なのです。日本でも、バーベキューなんてよく、やりますから、同じ意味なのですが。
さすがに、寝るところまで野営するなんてことは、なくなりましたが、20年ほど前までは、
よくやりました。
会社が、野営をすると言うと、社員達は、嬉しがったものです。今で言う、慰安旅行の様な
ものですね。
大体の目的地を決めておいて、後は成り行きまかせです。食料を持参しなくても、郊外の
食堂は、いくらでもありますから、心配はいりません。
泊まるところは、モーテルと言っていますが、旅館です。ビジネスホテル兼ラブホテルと言った
感じの旅館です。
野営の計画を任された幹事は、日本の慰安旅行を任された幹事に較べれば、楽なもので
す。
先日、会社の野営があって、日帰りでしたが、ソウル郊外まで行って来ました。
料理は、オリコギ(あひるの肉)です。
焼肉を食べたあとで、あひる鍋が出てきました。
飲んで食べて、歌って、こんな野営があるか、って、兵隊さんに怒られそうです。
どう言う訳か、こんな写真とサインが壁に貼ってありました。
韓流スターもやって来るのですね。