偕楽園の梅は、今ほぼ満開になっているようです。そうした梅の花を裏側から萼(がく)をおもに見てみました。名前の後にある咲き方などの説明は、園内の掲示板や、偕楽園のHPにあるものです。
月影(つきかげ) 中咲き・青白色・野梅系・一重
青白色や緑色の花といわれる月影ですが、萼の緑色が白い花弁を通して見えるということもあるのでしょう。水戸六名木の一つだそうです。
白加賀(しろかが) 中咲き・白色・実ウメ系・一重
今の偕楽園は、花を楽しむための梅が多いようで、白加賀のような、徳川斉昭がふやそうとした、軍糧としての実を食べる梅の木は少ないようです。花は大輪で、実も大きいそうです。
月影枝垂(つきかげしだれ) 中咲き・青白色・枝垂れ系・一重
この枝垂れと表示のある月影は、萼が緑色でなく、あまり、青白色の花といった感じはないようです。枝は緑色のようです。
虎の尾(とらのお) 早咲き・白色・スモモ系・八重
白梅の萼は、このような、赤茶色に緑色が見える姿が多いように感じます。花弁が散った後に、木が赤っぽく見えるのは萼のせいなのでしょう。
水心鏡(すいしんきょう) 中咲き・黄白色~白色・野梅系・八重
開花時、花は黄白色で、白色に変わっていくそうです。水心鏡というのは雨乞いのときに使われる鏡のことだそうです。右側は、花弁が散って残った萼です。
月宮殿(げっきゅうでん) 中咲・乳白色・野梅系・八重
30~40mmの大輪の花を咲かせるようです。これも萼は赤茶色に緑色があるようです。
道知辺(みちしるべ) 中咲・紅色・野梅系・一重
紅梅の萼は、花弁と同じように赤い色素がはいっているようです。このような濃くない紅色の花では、萼の方が濃い赤色に見えるようです。
玉光枝垂(ぎょっこうしだれ) 中咲・紅色・枝垂れ系・一重
これなどは、がくは花弁とほとんど同じ色のように見えます。江戸時代からある品種のようです。
見驚(けんきょう) 中咲・薄紅色・野梅系・八重
30~40mmの大輪だそうで、目を驚かすという意味の名前なのでしょう。これも萼の赤色が目立ちます。
鹿児島紅(かごしまこう) 中咲・濃い紅色・スモモ系・八重
鹿児島紅は紅梅の中でもひときわ紅色が濃い品種のようです。萼もそれにともなって紅色が濃いように見えます。
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