フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

腕時計ベントレー、リューズにジュエリー取付

2017-02-11 20:17:40 | 宝石

ベントレイ(BENTLAY)クォーツのリューズにサファイア取り付けました。

 ベントレイのクォーツ、SILVER925です。

 

 三針すべてブルーですが、青錆びのメタリックブルー、ブレゲ―ブルーではありません。そこがもう一つ・・・ですね。

 

 裏蓋はステンレスだと思ったら、STERLING SILVER 925 とありました。ケースも含めて銀製のスターリングシルバ―でした。

 

 リューズは頭がくぼんでいるデザインなので、石を付けてみることにしました。地元のホームセンターで、サファイアとジェット(オニキス)を買ってきました。

 

 針がブルーなので、同じブルーのサファイアを着けてみることにします。
 リューズのくぼみは2mm程の径ですが、サファイアはそれよりやや小さい1.8mmの物を使いました。石は当然合成ですが天然の石と同じ成分で作られているので、硬度は9で、硬いです。
 石の底面は平らで、リューズにピッタリ接着できます。

 

 金属と石の接着剤を使って、接着します。ごく少量を楊枝の先に着けて、リューズのくぼみに塗り込みます。

 

 しっかりくぼみに押し込んで、完了です。
 石の盛り上がりが少し小さ目ですが、その方がまぁ上品で良いでしょう。針の色ともマッチして、なかなかの仕上がりです・・・ですよね。ちょっと安っぽい銀メッキなのに、ベースはスターリングシルバーと思えば、結構良い時計に見えてきます。

 ファセットカットのブルーのスピネルです。ブルーの色が濃くて針の色と合いそうなので、始めこれを使おうと思っていたのすが、裏側が尖っていて上手く接着できそうにないので平らなサファイアにしました。

 やはりファセットカットは石の輝きが格別で、キレイなブルーが強調されます。スピネルの硬度は7.5-8で、サファイアに比べると軟らかいです。

 リューズに石が付いているだけで、時計の品が格段にアップします。

 

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サファイア・カボションカットルース5.4ct

2016-10-16 00:10:00 | 宝石

サファイア・カボションカットルース5.4ct

 サファイアのカボションルースです。大きさは、約10×8mmで5.4ctあります。結構、大きいです。
 平和島の骨董まつりで黒いオニキスの指輪を買って以来、石がマイブームに復活しています。この石はサファイアとしては珍しい、カボションカットです。

 厚みがかなりあります。6.0mm位です。

 

 カボションカットにされているのは、よく見るとたくさんの色ムラがあり濁りもあって、ブリリアントカットには向かなかったからでしょう。

 ライトボックスの上でルーペで覗いてみると大きな傷、ひび割れもあり、ブルーの色素の含浸(色素を割れた隙間に浸透させる)や充填(凹凸のくぼみや隙間に色素を充填する)があるようにも見えます。
 原石はサファイアかもしれませんが、なにか処理されているのではないか。しかし石は5.4ctありますので、天然のサファイアであれば処理されていても、かなり高価なのでは・・・?
 逆に天然ものだからこそヒビ割れや傷、色ムラがあるのかも・・・(・・・が多いです。)

 でも手に入れた値段からしてサファイアだとしても、価値の低いものでしょう。宝石の知識は全くないので、よく分りません。(宝石鑑定を勉強しようかな。)
 透過光で見なければ、ちょっと目には透明感もあり、沖縄の深い海を思わせるきれいなコバルトブルーです。特に、価値ある宝石を手に入れたい・・・と思っている訳ではないので、見た目にキレイであれば、それはそれで良いのです、私としては。

ー 追伸(2021.7.14)ー
 見てくれている人があるので改めて
いろいろ調べてみたのですが、宝石店などで売られているサファイアには色むらなどは見られません。それは高品質のものしか取り扱っていないためで、もともとの原石には傷や割れ、そして色むらもごく普通に見られます。それらの石も市場に出てくるときには何らかの加工がされて、サファイアの場合はほとんどが加工がされるようです。見栄をよくして販売されます。その加工技術も評価されるわけです。
 このサファイアは、たぶん天然のもので、熱処理などはされず色付けのための含侵もされていないのではないか思われます。ただ表面はなめらかなので、小さな傷や割れなどはコーティングしているかもしれません。色むらは染料の含侵ではなく、自然のものだと思います。あくまで素人の鑑定ですがw...

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 上の写真、右の石はたぶんアメジストでしょう。5×4mm程ですが、小さいながらオーバルブリリアントカットされています。
 ちなみに韓国は紫水晶が多く産出され、土産品で指輪やネックレスとして空港などでもたくさん売られています。売店のアジュンマ(おばさん)に日本語で「紫の色の黒味がかったものは、安物だ」と教えてもらいました。薄い赤紫、ピンク色が良いそうです。
 この石はピンクですが、少しダーク系で色も薄くあまり良いものには見えませんね・・・(韓国のおばさんは、とても親切です。)

 このところ、写真、カメラ、万年筆は、最近ほとんど出てきませんね。そろそろ紅葉の始まる季節なので、重い大判カメラを持ち出して、手賀沼畔の写真でも撮りに行こうかな・・・と、思っている今日この頃です。

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オニキスとガーネット

2016-09-27 00:10:00 | 宝石

オニキスとガーネット

 平和島骨董まつりで偶然見つけた銀の指輪で、オニキスが気になって手に入れました。

 買った指輪に付け替えても良さそうな、オーバルカボションのオニキスとガーネットです。

 

 銀の指輪の台座とほとんど同じ大きさの、オニキス(左5粒)とガーネットです。両方とも、8×6mmです。高価な石ではないのですが派手さがないところが賓があってメンズの宝飾品にはピッタリです。
 今、ジャケットの襟にさりげなく付けるメンズブローチが流行っています。

 

 指輪のオニキスと同じ黒の石です。指輪の石よりも、厚みがあります。

 

 ガーネット(柘榴石)です。やや黒味がかった透明な、薄いザクロの実の色です。指輪のオニキスと付け替えても好いかもしれません。この色であれば、メンズになるでしょう。
 他に、濃いブルーのサファイアも合いそうです。サファイアは屈折率が高く透明度もあるのでブリリアントカット(多面体の平面カット)されるものが多く、カボションカット(滑らかな曲面カット)のルースは、あまり無いかもしれません。
 ブリリアントカットは、屈折率が高くて透明度のある宝石に使われます。入射光が宝石の内部で全反射するようにカットされていて、その反射光で輝きを増します。ダイヤモンドは非常に屈折率が高く、入射光を鏡の様に反射します。なので無色透明(ブルーやピンクもありますが)なのにも係らず、非常にキラキラ輝いて見えます。

 

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グリーンのオニキス

2016-09-21 00:46:22 | 宝石

黒のオニキス指輪(シルバー)とグリーンのオニキス

 平和島の骨董まつりで、オニキスの銀の指輪を買ってきました。スクールリング風で、気に入っています。ジャンクの時計や工具を買いに行ったのですが、うろうろつき回って見つけました。

 黒のオニキスは腕時計のリュウズの頭などに、よく飾りとして付けられています。宝石としてはそれほど高価なものではないのですが、漆黒で艶のある石でなかなか存在かがあり、いろいろな宝飾品にも使われています。
 この指輪は、大きさからいって女性もののようですが、ちょっとスクールリング風なところが気に入って購入しました。
 他に小さなピンクルビーがついたものもありましたが、石が小さく女性もののデザインなので買いませんでした。

 

 
 セイコーレディース、エクセリーヌのリューズに付いているオニキスです。リューズに石の付いている腕時計は高級というイメージがあります。

 

 オニキスといえばブラックなのですが、これはグリーンのオニキスです。ヒスイやトルマリンともまた違った深みのある緑色です。


  半球形のオパールカボッションにカットされています。裏から見るとトルマリンほどではありませんが透明感もあって、大変きれいです。
 緑のオニキスは珍しいのではないかと思います。
 銀の台座にセットして、指輪にしたら大変良いものになるでしょう。

 

 

  緑の石の大きさは、8㎜程で2.0ctです。オニキスは透明度が無いので、カットはほとんど滑らかの球形のラウンドカボッションにされています。

 指輪には接着剤で止めてあるだけなので、緑の石を研磨して付け替えてもよいかもしれません。

 

 

 

 

 中はムーンストーン、右は全くのイミテーションスクールリングです。
 ムーンストーンの指輪は、一応シルバーです。真鍮枠の、小さなガラスケースに入れています。

 

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ジュエリー(2)

2016-09-04 00:11:01 | 宝石

ジュエリーその2

 虫入り琥珀とムーンストーン、玉(ヒスイ)の紹介です。

 虫入り琥珀です。あまり質の良い物ではありませんが、右下に3千万年前の虫が封じ込められています。体が頭部、胸部、腹部に分かれていて、胸部から6本の足が出ているので、昆虫類です。頭部には2本の触手もあって、アリの様に見えます。羽は見当たりません。
 虫入りの琥珀はよくあるものですが、数千万年前に地球上に生息していた生き物だと思うと、何かとても惹かれるものがあります。

 以前にご紹介したラピスラズリ、瑠璃です。黄鉄鉱と大理石が混ざっています。アフガニスタンが主な産地で、中東イスラム文化の建造物や絵画には欠かせない素材です。
 フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のターバンを描くのに使われている、ブルーの顔料絵の具もラピスラズリです。1600年頃のヨーロッパ絵画では、ブルーの色を出すために使われた非常に高価な絵の具でした。

 

 ムーンストーンです。あまり高価な石ではありませんが、白濁した半透明の艶のある石で、淡いブルーなどの色が出ているものもあります。

 玉、ヒスイです。緑の色が暗く濁っていて、宝石としての価値はありませんが、獅子?の彫刻がされていてペンダントトップなどとして用いられる装飾品です。
 透明感のある大きな石は、中国などで彫刻の素材として使われています。台湾故宮博物院の翠玉白菜は、有名です。材質は粘りがあって軟らかいので彫りやすく、磨けば艶が出て、大変キレイな石です。

 

 

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