フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

切子のガラス徳利

2017-03-19 00:10:00 | 骨董

青い切子のガラス徳利

地元の骨董店で青い切子のガラス徳利を買いました。

 昭和初期の頃の切子でしょうか。イメージしていた通りの、青いガラスの切子徳利が見つかりました。突然、目の前に姿を表しました。あるのですね、こんなことが。

 お酒は新年神棚に上げていた、白鶴の金箔入りのお神酒です。

 金箔入りで、大変おめでたいです。平盃で香りも一緒にいただきます。

 

 本当に全くイメージ通りのガラス徳利です。店のウィンドウにこれを見つけた時は、目を疑いました。あまりにもイメージした通りなので。これは買わないわけにはいかないと、手に入れた次第です。

 

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平和島骨董まつり平盃と三毛猫

2017-03-05 00:10:00 | 骨董

平和島骨董まつりの戦利品、平盃と三毛猫のフィギュア

 夏に平盃で冷酒が飲みたくて、探していました。備前と黄瀬戸、ほとんど釉のかかっていないカワラケ風の平盃を買いました。

 

 皆、縁に欠けがありますが、金継するほどの陶器ではないので、そのままにしておきます。
 手前は、顔を伏せた三毛猫です。足の裏には肉球もあります。多分、海洋堂フィギュアでしょう。店のご主人が「家には、まだまだたくさんあるよ。次回、持ってくるよ。」と言ってました。また、買いに行かないと。


 平盃も猫も、骨董は一期一会なので、見つけて即買いでした。

 備前の盃です。新しいものです。見込みに灰釉がかかっていて、お酒を飲むときに良い景色になります。裏に窯元の印があります。

 

 

 黄瀬戸風の平盃です。透明な釉薬がやや緑かかっています。釉をかける時、指で押さえた跡が残っています。

 

 

 こうだいはありません。切り取った底の中央に、丸い印があります。

 

 

 高麗風?のやや赤みを帯びた白い土で、赤茶色い火の色が出ています。釉薬が垂れて溜まったところは、透明なガラス質の薄緑色が出ています。
 これは少し古いものかもしれません。江戸時代よりも古い?頃か・・・。焼き物の鑑定は、全くの素人ですので、よくわかりません。掘り出し物のお宝を探しているのではないので、気に入ったものを売値と相談して求めています。

 さぁ~てと、三毛に相手をしてもらって、この平盃でキリリと冷えた地元のお酒「君萬代」をやろうかな。冷酒は切子のガラス徳利に入れて。

 

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欠けたメガネガラスの補修

2016-06-14 22:28:35 | 骨董

 


フランスのシェードグラス、欠けたレンズの補修

 以前にご紹介した、フランス製のシェードグラス(サングラス)のレンズが欠けていました。その補修をしてみました。

 以前に紹介しましたが、フランス雑貨で手に入れた、革ケース付のシェードグラスです。

 

 100均で「UVレンジ」と専用の顔料を買って、レンズの欠けた部分を充填することにしました。
 私は100均が好きで、ウロウロしていると色々なものが見つかります。この「UVレンジ」は、ペンダントなどのアクセサリーを自分で作るための材料です。UV(紫外線)を当てて固めます。

 左のレンズの端が貝殻の様にハマカケしていたので、この部分にレンズの色を考慮して、青色の顔料を混ぜたUVレンジを充填しました。

 

 よく見ると、気泡が入ってしまいました。青色にするために混ぜた顔料も、染料ではないのでブルーの粒々が見えています。
 レンズは濃いブルーに見えるのですが、実際はかなり薄いブルー、と言うよりほとんどグレーですね。UVレンジは無色透明なのですが、色は着けずにそのまま使った方が良かったかもしれません。

 

 

 UVレンジは、紫外線により硬化します。室内で作業したのですが、蛍光灯やLEDライトでは全く固まりません。ちなみにこのUVレンジは、日本製です。さすがMade in Japan、仕様どおりです。つまり蛍光灯やLEDライトには、ほとんど紫外線は含まれていないと言うことです。
 これを屋外に持ち出して太陽の光に当てたら、数分で硬化しました。その状況に何か、とても感動してしまいました。本当に紫外線で固まるのだ・・・

 硬化する時に、ほとんど凝縮しないので盛り上がった部分を研磨しました。

 ヤスリで研磨して、コンパウンドで磨きます。

 

 透明にはなっていませんが、まあまあの仕上がりです。本当はもっとヤスリで削ってレンズと同じ厚さにして、透明になるまでコンパウンドで研磨しなければプロの仕事とは言えませんね。
 でも取りあえず、私はこの「取りあえず・・・」が多いのですが、UVレンジを使えば、このようなことが出来るということが確認できました。
 紫外線を当てなければ硬化しないので、その使い勝手は大変良いです。接着剤のように、すぐに乾いてしまうことがないので、慌てる必要がありません。

 それにしても、ひどい仕上がり・・・と言うか色着けも含めて、まったく仕上がっていませんねぇ。

 実はこのような作業をしたのは、特に古い腕時計は風防が傷ついたり割れたりしているものが多く、その修復に使える手軽な充填剤を探していました。その意味で、この100均の「UVレンジ」は、ちょっと使えそうです。昆虫や植物などのプラスチック封入用の透明な樹脂があるのですが結構高いので・・・と言っても2000円程なのですが。多くの量は必要ないので、何しろ100円で手に入るし、これは使えそうです。

 ー追伸ー
 仕上がりがあまりに酷いので、もう少しヤスリで削って仕上げにタミヤの細目コンパウンドで磨いてみました。

 あまり変わり映えしないか・・・でも、透明感は出て来ました。気泡の穴が残っていて、白いコンパウンドがその穴に溜まっています。レンズ面まで削ると、レンズを傷つけてしまいそうなので、ここまでとしました。

 このシェードグラスは、フランス雑貨を取り扱っているショップで手に入れました。度は入っていません。色の着き具合や大きさから見ても、昼間に屋外で使ったサングラスではなさそうです。古いメガネで、このような薄い色が入ったものが結構あります、しかもブルー系の色のメガネが。これは、だてメガネという訳ではなさそうで、ブルー系の色が着いているということはオレンジやアンバー系の光を弱めているということです。つまり、ランプや白熱灯の光を。昔フランスなどヨーロッパで、屋内のランプのもとで読書するときに使われていたのかもしれません。

 ちなみに欧米人は、つまり白色系人種と言うことになるのでしょうか、目はアンバー系の色に慣れていて、ブルー系の色を敏感に感じるそうです。目の光彩の色がブルーなのと何か関係があるのかもしれません。日本人はその逆でブルー系の色に鈍感で、日本の映画は欧米人が見るとブルーがかって見えるそうです。カンヌ映画祭で評価の高い北野武の映画の色は、北野ブルーと言われています。日本人の光彩の色は茶色ですので、やはり欧米人と日本人の色の感じ方が、ブルーと茶色で異なることに関連があるのでしょう。
 そう思ってフランス映画などを見ると、確かにアンバー系の光がベースになっているような気がします。気のせいですかね・・・
 アンティークには古い歴史が積み重なっていて、メガネ一つからも色々なことが想像され、とても興味深く面白いものです。

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平和島骨董まつり

2016-05-04 01:14:05 | 骨董

平和島骨董まつりに行ってきました。

 「平和島骨董まつり」5月3~5日、東京モノレールの平和島流通センターで開催されています。初日の3日に行ってきました。

  本日の戦利品です。ちょっと少な目、今日はこの程度で収まりました。
 四角いクォーツ3本、筆記具を収める用の蓋つき桐箱、李朝青磁風の小皿2種4枚。

 特に買うものを決めて行ったわけではないのですが、頭の中に欲しい物リストがあって、それに反応した結果です。
 結局、腕時計は買ってしまうのです。

ー内訳ー
・腕時計 500円/本
・桐箱  800円
・小皿  300円/枚

 3本は、どれでも500円のジャンクの箱の中で見つけました。

 

 山本寛斎デザインの角型(レクタンギュラー)3針クォーツです。ベルトがとても良いもので、ほとんど使われていない状態です。(追伸:山本寛斎は好きなデザイナーでしたが、最近亡くなりましたね。-2020.11-) 
 もちろん動いていませんでしたが、電池交換(SR624SW)をすると、しっかり動き出しました。
 骨董まつりでは電池切れのクォーツは、有名な時計メーカーのものでなければ、ほとんどジャンクとして売られています。

 カルティエタンク風の2針クォーツです。リュウズにブルーの石?(ガラス?)が付いています。日付窓付です。

 

 これも似たデザインの3針クォーツです。同じくリュウズにブルーの石が付いています。針はブレゲ―ブルーで、石と同じ色です。この時計、繊細さには欠けますが、けっこう気に入っています。

 ブランド物ではないのですが、それぞれ個性的で500円にしては、よい買い物でした。

 私の腕時計を選ぶ基準は、結果として、
  ① 角型
  ② スモールセコンド
  ③ リュウズに石が付いている
  ④ アラーム付
  ⑤ それと針がブレゲ―ブルー
 選んでいる時計を見ると、これらの条件に反応しているようです。

 ちなみにこのブルーは昔、錆の発生を防ぐため塗装ではなく炎で焼成することで出来る酸化膜の色です。現在のブルーの針は多分、焼付け塗装だと思います。

 

 李朝青磁ふうの小皿です。淡い緑の灰釉がかかっていて、味わいがあります。高台を見ると、けっこう古いもののようです。これで1枚300円とは。
 平盃として、常温のお酒を飲もうと思っていたのですが底が平らなので、ちょっと違うかな。お刺身の醤油皿にでもしますか。

 

 

 グラスのコースター、受け皿として具合がよさそうです。
 同じ焼きのやや大きい小皿も買いました。こちらは、比較的新しいものかもしれません。

 平和島骨董まつりは、基本的に骨董商の集まりなので、やれ古伊万里だの唐津だの、李朝だ清朝の官窯だのと高い物を売ろうとします。私は、そのようなお宝には興味はないので、安い、でも使える物として魅力のあるものを探しています。そのような骨董好きもいるということです。

 

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絵唐津刷毛目徳利

2016-02-20 00:17:41 | 骨董

絵唐津刷毛目の徳利

 素朴な絵唐津の焼き物が好きで、もうすぐ田中酒造さんの新酒「君萬代」も出ることだし、それを飲むため徳利を手に入れました。同じ絵唐津のぐい飲みで頂こうかと・・・楽しい想像をしております。

 素朴な鉄釉の草模様が、とても良い味を出してます。

 

 

 

 三本線の窯印があります。
 刷毛目の釉の雰囲気からは古いもののように見えますが、高台の具合からして新しいものです。

 

 

 

 

 古い徳利だと直接湯せんで燗をつけると割れそうなので、アルミ製の銚子(チロリ)を使うことにしています。まあこのような絵付がされている陶器の徳利は、直接湯に浸けたりはしませんけれど。磁器で焼かれたシンプルな細長い徳利は、家だとヤカンなどに沸かした湯に直接入れて温めます。

 この徳利は2合入ります。チロリも上の線まで入れると、ちょうど2合です。錫ではなくアルミ製というところが居酒屋さん風で、気に入っています。
 徳利を使うのが面倒な時、まあ早く飲みたい時ということですが、手っ取り早くチロリからそのままぐい飲みに注いで飲んでます。ちょっと冷めやすいですが。
 ちなみにここで注いだ酒は、君萬代の新酒がまだなので、燗酒にとても合う辛口、秋田の「高清水」です。

 いわゆる徳利は、茶懐石の時にもお酒がでるのですが、まず亭主が燗鍋(銚子、お酒を入れて直接温める急須のようなもの)で客に注いで回ります。その後お酒を徳利に入れて客に渡します。それを「おあずけ徳利」と言います。茶懐石をいただく侘茶を確立したのは千利休ですので、既にその頃には徳利が使われていたわけです。
 お茶は鎌倉時代に僧侶の栄西が中国から持ち込んだ物で、その後いわゆる侘茶は室町時代の村田珠光から始まっています。徳利もその頃から使われていたのかもしれません。それ以前の鎌倉時代までは、お酒はお神酒などを入れる「瓶子」を使ったいたのだと思います。

 徳利の話しで、思わぬ方向に行ってしまいました。
 
古い徳利と言っても、現代に残っているものはほとんど江戸期以降のものだと思います。でもその徳利で燗酒を頂くと、それを使った昔の人と一緒にお酒を飲んでいるようで、何かとても楽しい気分になるのです。古い陶器を使うことの、楽しみですね。
 ちなみに燗酒は江戸時代から始まった飲み方で、お酒を温めるというのは日本独特のものです。ヨーロッパにもホットワインの飲み方がありますが、ポピュラーではありません。
 燗酒は適度にアルコール分をとばして体温にもなじむ、体にやさしいお酒の飲み方です。しかし、まあそれで飲み過ぎても困りますが・・・

 只の飲兵衛の、言い訳なってしまって・・・すみません。

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