フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

スモールセコンド2本

2020-09-22 22:27:56 | 腕時計

ウィットナー(WITTNAUER)とランコ(LANCO)

 久しぶりの時計です。ジャンクの古いスモールセコンド、ウィットナーとランコを手に入れました。

 左がスクエアーのウィットナー、右がラウンドのランコです。

 ランコはスイスの時計メーカーで、1873年スイスのLangendorfで創業された歴史ある時計メーカーです。今も腕時計を作っています。2本ともジャンクなのですが、何とか動いています。まず、ランコから状態を見てみます。

 文字盤はホウロウ製です。たぶん1950年代?あるいはもっと前かもしれません。ヒビがたくさん入ってます。4時と5時間に漆のようなものが塗られています。欠けた文字盤を補修したのでしょう。

 緩急針のレバーの先端に、紙の繊維が引っかかっていました。特にテンプ、天芯に絡んでいたわけではないので、動きはスムーズだったのですが。

 文字盤をクリーニングするために、ムーブメントを外そうとしたのですが、表から取り出すタイプでした。文字盤側のベゼルを外します。

 ニカワのような接着剤が塗られているのかと思ったら、軟らかい充填剤のようです。軟らかいゾル状なので、簡単に拭き取れました。

 

 やはり中心部分は欠けていたようで、拭き取った後も充填剤がかけた個所に残っています。それでも周りの余分な塗りが取れて、すっきりしました。いちおうこれで良しとします。溝に残ったものをキレイに取り除いて、硬化性の白いパテを埋め込むこともできそうですが、まあこれで一先ずランコの補修は終了します。

 

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コメント
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