ウィットナー(WITTNAUER)とランコ(LANCO)
久しぶりの時計です。ジャンクの古いスモールセコンド、ウィットナーとランコを手に入れました。
左がスクエアーのウィットナー、右がラウンドのランコです。
ランコはスイスの時計メーカーで、1873年スイスのLangendorfで創業された歴史ある時計メーカーです。今も腕時計を作っています。2本ともジャンクなのですが、何とか動いています。まず、ランコから状態を見てみます。
文字盤はホウロウ製です。たぶん1950年代?あるいはもっと前かもしれません。ヒビがたくさん入ってます。4時と5時間に漆のようなものが塗られています。欠けた文字盤を補修したのでしょう。
緩急針のレバーの先端に、紙の繊維が引っかかっていました。特にテンプ、天芯に絡んでいたわけではないので、動きはスムーズだったのですが。
文字盤をクリーニングするために、ムーブメントを外そうとしたのですが、表から取り出すタイプでした。文字盤側のベゼルを外します。
ニカワのような接着剤が塗られているのかと思ったら、軟らかい充填剤のようです。軟らかいゾル状なので、簡単に拭き取れました。
やはり中心部分は欠けていたようで、拭き取った後も充填剤がかけた個所に残っています。それでも周りの余分な塗りが取れて、すっきりしました。いちおうこれで良しとします。溝に残ったものをキレイに取り除いて、硬化性の白いパテを埋め込むこともできそうですが、まあこれで一先ずランコの補修は終了します。
~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~^^