懐中時計の時針作りと取り付け
懐中時計の時針が根元から折れてしまって、腕時計の時針を加工して取り付けます。
一番上が懐中時計の分針です。その下の2つは、腕時計の時針です。一番下が懐中時計の折れた時針の基のリングです。これに腕時計の時針をロウ着けしようと思ったのですが、バーナーで熱したら針の部分が折れてしまいました。
腕時計の時針を基をカットして、懐中時計の分針の取付部に接着しようと思います。
接着剤ではすぐ取れてしまうので、銀ロウ着けをしてみます。ハンダ着けは、ハンダが乗らず、ダメでした。
バーナーの炎の温度は1000度以上になるので、針がもろくなってバラバラになってしまった。
腕時計の時針は、取付部の穴が小さいので、ポンス台で径を大きくします。しかし、あまり大きくなりません。
結局ダイヤモンド丸ヤスリを使って、径を大きくしました。
ポンス台で穴を大きくした針を、はめ込み台で押さえたのですが、穴の径が小さくて上手く入りません。
針のデザインも分針のブレゲ―タイプとはマッチしませんね。
センターに穴の開いたタガネを使ってポンス台ではめ込もうとしたのですが、やはり留まりません。一応載っているのですが、すぐに外れてしまいます。
結局、丸ヤスリで穴を大きくしたブレゲ―タイプの針を取り付けました。
ところが何と!取り付ける時に針の先端部を曲げてしまい、それを戻そうとしたら折れてしまいました!
針の取り付けは微妙で、押し込み過ぎや傾いて付けたりすると文字盤や針どうしが接触して、動かなくなってしまいます。せっかく軸にマッチした穴をヤスリで削り出したのに、参ったなあ。
ネコたちが集まって来て「ニャ~ア・・・」です。時針は取りあえず何時頃かが分かればいいので、まあ・・・これで好しとしましょう。
この懐中時計は風防ガラスが割れてしまっていたので、UVレジンで接着しようと思ってます。
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