ごしょらくさん

後生楽的爺さん、我が道を往く

老茸(ろうじ)と夜明け前

2016-10-07 20:32:06 | daily happenings
オイラ、どちらかというと読書を余り好まない。老眼が始まってからその兆候は更に強まり、最近新聞さえもおっくうになってきている。

そのオイラが、本屋で単行本を買ってきた。島崎藤村の「夜明け前」である。何故夜明け前かというと、文中にキノコに関する件があるからである。

老茸(ろうじ)別名クロカワ



【 彼は茶屋の軒をくぐって、何か有り合わせのもので茶漬けを出して貰おうとすると、亭主が季節柄の老茸(ろうじ)を焼こうといって・・・

— 中略 —

・・・やがて茶屋の亭主がそこへ持ち運んで来た焼きたての老茸を・・・ 】


 — 以上、新潮社 文庫本 小説「夜明け前」 第二部、下巻より引用 — 



老茸(ろうじ)は別名クロカワ・ウシビテと呼ばれ、姿・形が異様で、とても食用とは思えない一見グロテスクなキノコである。

焼いて食うのが一般的とされ、通の間では人気のあるキノコで、一部地域では、マツタケよりも珍重されるところもあるとか何とか・・・

苦味があるのが特徴で、酒飲みの間では、焼いた老茸を肴に一杯飲るのが通とされ、酒飲みにはこの苦味が堪らないらしい。

因みに、オイラも酒好きではあるが、茹でてポン酢で食ったのみで、これまで焼いて食ったことがない。今度一遍試してみよう。

尚、小説「夜明け前」について、俄か知識であるため、内容を説明せよとか、感想はどうだったかとのご質問には一切お受け致しかねます。

そこんところ 「ヨ・ロ・P・ク!」


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コメント (4)
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