林野庁の統計では、キノコの種類は4,000~5,000、その内食用が約100種、毒約40種、となっており、その他大半は食毒不明となっている。
先月、9月27日(火)、地元信濃毎日新聞の斜面に、キノコに関する興味深い記事が載っていたのでご紹介しよう。
地場産で売られていた、天然ヤマブシタケ
【キノコ先生と呼ばれた、故小山昇平さんに纏わる記事で、それによると、小諸市在住であった小山先生は、野生キノコの研究をされてた方だそうだ。
「くさびら会」という組織を創設し、キノコ狩りツァーを楽しんだり鑑定会を開いたりと、キノコファンを広げた功労者であるという。
その中で、各地のキノコに関する俗説を実証するため、わが身で試食をし、七転八倒して毒性を確認したとある。
投稿者は、その小山先生を「究め人」として称え、やはり、究める人は、やってみないと気が済まないらしいと締めくくっている。
又、須坂市の小宮山さんのことにも触れ、茹でこぼせば食べられるという俗説を信じたところ、たちまち下痢を引き起こし、迷信の危うさに気づいたとも書かれている。
そして、いよいよキノコ採り本番。知らないキノコは食べず、人にあげず、を徹底したいと結んでいる。】
キノコが食えるか否かの判断は、何時、誰が、どうやって調べたんだろうと以前から気になってはいたんだが、「ふ~む、成程、成程」
食えるか食えないか、毒があるかないか・・・の通説は、究め人である小山先生のみならず、先人達の人体実験によって成されているのであるな。
にしても、自らの人体実験で確かめるとは、オイラには決して真似ができないことである。小山正平先生、恐ろしく度胸が据わった御仁のようだ。